久しぶりのプールと初対面の子供達『私流の子供達との向き合い方②』
◆ 久しぶりの水着とワクワクした初日
初日は、自分が通っていた小学校のプールでした。とても懐かしく。心が弾んだ💛また、10年のブランクを経て指導をすること。子供たちに会うことにワクワクしていました。
担当したのは、5~6年生の小学生。以前と同じクラス。
当たり前だけど、みんな「誰?誰?」の不安な顔。今でも忘れません。
でも、そんなことにはめげないのも私流。
現在の泳力を確認して、これから「どうしていくか?」を短い時間の中で模索したのを覚えています。
◆ 『失敗する事へ』恐怖を持っていた子供達!
何回か練習をすることで、子供たちが私に慣れてくれました。
目がキラキラしてきているのも感じました。
この時、自分が思ったことは、「失敗が嫌いな子が多い」こと。
やらないとできないことが沢山あるのに、やる前から拒否する事がとても多かった。
そこで、
何でもチャレンジする事、失敗して良いことを説明しました。
何でもそうですが、初めから上手くいくことなんてない。
何度も何度も、繰り返して、失敗して、修正して、またチャレンジして…。
この繰り返しの先に、成功がある。
しかも、この経験が多くならないと、成功するまでの時間は短縮されない。
経験する数が少ないから、工夫する知恵も生まれないもんね!
やったことは単純。今まで以上に泳いだ!
諦めず、泳ぎ切ることで得られる達成感を、まずは感じて欲しかった。
そして、新しい練習を組み込むことで、何でもやってみることへの恐怖を取り除いた。
この繰り返しをすることで、子ども達に『自信』を持って欲しかった。
そのため、無理な量もたまには泳いだ。
諦めようとした時は、逃げることも許さなかった。
悔しかったら「泣きなさい」って感情を出すことも伝えた。
失敗しても、チャレンジしたことをとても褒めた。
こうして乗り越えた先に、なにがあったか?
それは、大会に出た時、子供たち一人一人の記録が伸びたこと。
そう『喜び』です。
◆ この時、私の水泳への考えが生まれた。
こうした経験から、水泳をスポーツと捉えるだけでなく、
一つの道具と思うようになった。
どういうこと?ですよね。
水泳を通して、これから先大切であろう
『生きる為に必要なこと』を子供達へ、指し示し導くことにしようと。
そして、失敗する環境を整えること。
これは、今も変わりません。
私自身が生きてきた中で、大切だったことが沢山ありました。
多くの経験をしている分、「自分と同じような経験をする子供たちを、一人でもなくしたかった」という強い思い。
そして子供達が持つ、『無限の可能性』をいかに拡げていくか?
この時から、自分へのチャレンジでが始まりました。
そう思いながら10年以上…。
気がついたら、私が子供たちに育てられていました(笑)。
⇒まだまだ続くよ10年以上の経験③
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