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「やりたいことがわからない」その理由と解決方法

少なくないです。多いです。

「やりたいことがない」
「やりたいことがわからない」

という方。

私はやりたいことがありすぎて、一日24時間じゃたりません。やりたいことがないなら、そういった方たちの、時間を買いたいくらいです。

と言われて、「じゃあ、おいくら万円で!!」と、売りますか??

そうじゃないはずです。

理由は、やりたいことがない方たちの時間は、ほとんど「やらなくちゃいけない(と思い込んでいる)こと」で埋まっているからです。


だけど、本当の理由は、すなわち、こういった方々の魂が訴えているのは、

「やりたいことをみつけたい」

そして

「やりたいことにまい進していく人生にしたい」

です。

なんでか??

「そのほうがしあわせな人生になるから」

と、知ってるからです。

なんで、知ってるんですか?
やりたいことがないのに。


それは、

本当はあるからです。

顕在意識できづいてないだけで。


もっというと、
本当にやりたいことがないのなら、
生まれてきてないはずなのです。


よって、やりたいことがわからないなら、それがわからない(顕在意識にのぼっていない)理由を先につきとめる必要があります。それがわかれば、おのずと、解決方法は導かれます。「やりたいことがわからない」といってるときと同じ思考回路で、やりたいことをみつけようとしても、だめです。

ピアノを弾けるようになりたくても上達しないなら、

・練習量がたりない、のか
・楽譜が読めない、のか
・リズム感がない、のか
・手の動きが悪い、のか

上達しない理由がわかって初めて、対策を練ることができるのと、同じです。理由知らずして、やみくもに、ピアノ弾けるようになりたい、と思ってるだけでは、だめです。


私が多くのクライアントさんとセッションをしてきた中で、本当はやりたいことがあるのに、やりたいことがないorわからない人の共通項は、もう、ほぼ例外なく、これです。

やりたいことじゃ、仕事にならない


と思いこんでいる、ということです。


この思考回路の世界では、
「やりたいこと」は、すなわち

  • 仕事にならないといけない

  • それじゃ、生活できない

  • そうじゃないと価値がない

と、なります。

だから、仕事にならない、と判定したことには、すべて無意識で蓋をします。本人にその自覚があるケースと、ないケースがありますが、やっていることは同じです。ちなみに、ないケースのほうが、重篤であり、日本人の多くは重篤症状であるために、少々リハビリが必要になります。


ちょっと勉強している人なら、「学習性無力感」

  • 水槽でジャンプするノミの話

  • 柵の中の象の話

で、ピンと来る方もいるでしょう。


【ノミの話】
水をはった水槽の中で、のみがジャンプをする。ノミのジャンプ力は、水槽のふちを飛び越えている。だけど、水槽に蓋をすると、ノミは、蓋のところまでしかジャンプできない。しばらくたって蓋をとっても、ノミは「蓋のところまでしかジャンプできない」という学習をしてしまっているので、蓋以上にジャンプをしなくなる

【象の話】
象が子供のころ、逃げ出さないように背の高い柵を設けた。象は、柵を越えられないから、逃げ出すことをあきらめる。すると、柵を超えられるほどに成長してもなお、「柵は超えられないもの」と学習しているから、柵を超えようとはしなくなる。
(※これの「鎖につながれた」バージョンもあります)


私が、クライアントさんのライフプランニングをお手伝いしていて、「やりたいことがわからない」とおっしゃる方の理由は、ほぼ、例外なくこれです。

それまでの教育や、環境や、経験によって、やりたいことは報酬をもらえるようなものでない限り、これからの人生の時間を使うに値しない、と思っています。ようは、「内側から純粋にやりたいこと」ではなく、「外側の制限つきでやりたいこと」を探そうとしています。

でも、内側からの純粋にやりたいことでなければ、あなたの好きも特性も、発揮されません。好きも特性も発揮されないなら、あなたを幸せにしません。

とはいえ、

  • 仕事にならないことをやってたら生きていけない

  • 自分の/家族の生活がある

というご意見、ごもっともです。

私のクライアントさんも、同じです。そういわれて、すぐに

「そっか。じゃあ純粋にやりたいことを考えればいいのね!」

といって、思考回路を変えられる人はひとりもいません。


だから、リハビリが必要、です。


この記事を読んで、「なるほどね」で終わりでも良い、いまの人生のままで十分、と思っているなら、それでよいです。


でも。

なんか、ちょっと、変化ほしいわ


と思っているなら、しばし記事を読み進めてください。


「やりたいこと=仕事でなきゃ意味がない」思考の背景には、

経済的リスクをとりたくない


という思いがあります。


そりゃそうです。

どんなきれいごとをいっても
いきるのには、お金が必要
家族なんて養ってたら、リスクとりたくたってとれない。

だったら、

経済的リスクをおかさない範囲で、やりたいことをまずやってみる


これが、リハビリの処方箋です。
処方内容の詳細は、こちらです。

  1. やりたいことを、すでにやっていることも、やっていないことも含め、とにかくたくさん書き出してみる

  2. その中から、「これで生きていけたら最高~♪」とおもえるものをピックアップする

  3. 2で実際にそれを仕事にしている人(ロールモデル)を、徹底的に調べつくす(👉この行程は、思考を打破するよいきっかけになります!)

  4. 2の中から自分の時間的、金銭的余裕をみて、いますぐにできそうなことを絞る

  5. 一定期間やってみる

  6. ふりかえる


これらの行程、特に1~3の大事な行程で、先の思考がどうしても! 邪魔をするので、できれば、専門家についてもらうことをお勧めします。とくに重篤患者は必ず専門の医師、コーチにご相談を。

そこを突破して、一定期間アクションをしながら、思考回路を時間をかけて、塗り替えていくのです。そうすると、一筋の光、みたいなものが感覚的に見えてきます。これは、実際に体験しないとわかりません。

ぜひ
体験してください


「経済的リスクをおかさないで」というのが要です。

死ぬときに、人はやったことより、やらなかったことを後悔をする。
だから挑戦する人生を!

というのは、見ていても夢や希望があって美しいです。だけど、ルフィー(ワンピース)や信(キングダム)のような、もう若くて五体満足で元気で人生に希望しかないあいつらは、そもそも制約が圧倒的に少ないんです。

何かと制約や責任が伴う大人には、現実がのしかかる。難易度は、高尾山とエベレストくらいの違いがあります。ルフィーや信に、毎日毎日、夜中に授乳しなくちゃいけない子どもはいなかった。お金を稼いで養わなくてはいけない&年に1回くらいは旅行につれていかなくちゃいけない扶養家族はいなかった。


だから、小さなことでもOKです。

やってみて、振り返りをして、そうやって一定期間かけて、自分の思考の蓋をとっぱらってみる。そうすると、人生が少しずつ開けてきます。

やってみた結果、以外と仕事になってしまうケースもあれば、そうじゃないケースもあります。ライフワークとライスワークを切り分けて、人生を豊かにした人もいます。やりたいことがお金になるかどうか、は、どうでもいいのです。どうでもいいと思えるくらい、お金ではない、もっと貴重なものの見方を手にいれることができます。それは、視野の広がりと視座の高まりです。そうすると、実際の環境は変わらずとも、世界の見方が変わってきます。そうすると、人生が豊かになります。


もう一度いいます。
これを読んだだけじゃ変わりません。
ぜひ、やってみてください。


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