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わたしの中の、スーパーマン。

設計という仕事をしていると、いろんなお客様がいらっしゃいます。
おうちを建てたい方、お店を作りたい方はもちろんですが、
こんなことどこに言えばいいのかわからなくて相談に来た、という方も結構います。
ちょっとした日用大工程度のお話しもあれば、ちょっとどころではないお話もしばしば(笑)
そんな中、弊社が設立以来ずっと住まいのサポートをさせていただいている方がいらっしゃいます。
その方は車いすに乗っておられ、家中どこでも車いすで動ける仕様になっていましたが、使い勝手が悪くなってきたところや、老朽化による手直しやリフォームが必要になってきた部分を、その都度ご相談くださいます。
ただ、この方は車いすにこそ乗っていれど、普通に自動車を運転してお勤めもされてますし、身の回りのことも補助や介助もなしに全部自分でできます。
なので、一般的に「車いす用」とか「身障者用」という製品・設備機器等の枠にはおさまりきらず、この方の生活スタイルに合うものが、
ないのです。。
毎回、ご相談内容にこちらも頭を悩まされつつ、新しいチェレンジと発見の連続です。
ないなら作ればいい。
設計のスキルと、職人の技で、これまでいろいろなものをまさに「造作」させてもらいました。
もちろん、失敗もありました。だからこそできた傑作もあります。
日々、勉強させていただいていることに感謝すると共に、すごい人だなぁとあらためて尊敬できる方です。Sa.

自作した「体重計」。段差も傾斜もがたつきもなく、車いすに乗ったまま日々の体重管理ができます。


※麿も5歳になりました。まだまだ元気です。

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