たまに体内にもバケーションを・・・

体内へのバケーションって・・・?

「腹八分に医者いらず」

「腹六分で老いを忘れる」

「腹四分で神に近づく」

 とヨガの教訓でも言われるほど

身体を考えるなら、「何を食べるか?」よりも「何を食べないか?」の方がよっぽど現代人にとっては大切なことだと思う。

体内へのバケーションって一体何なのか?

それこそがファスティング。

ファスティングとはそもそも「断食」という意味。

「食べないなんて絶対無理!!」と思う人の方が多いと思うし、私ももれなくそのうちの一人だったからこそ、そんな無理なくできる方法で「プチ断食」でいいから多くの人のライフスタイルに取り入れてもらえたらなーと思っている。

食べない期間をもうけることで内臓を休める時間が確保できるので、

内臓の消化・吸収・解毒・排泄機能が高まり、腸内環境も改善して免疫力も高まる。

ものを食べない時間を長く取るほど、血液中の糖質や脂質が減り、血液や血管の状態が改善される。

体内の余計な脂肪も分解され、エネルギー源として使われていく。

特に、ポッコリおなかの一因であり、さまざまな悪玉ホルモンを分泌する内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて落ちやすいという特徴があり、加えて、オートファジーが活性化して細胞の生まれ変わりが促進され、体の不調や老化が改善される。

さらに、朝食をとり夜食を避ける食習慣は、体に備わっている1日周期の生体リズムに沿っているので、睡眠・覚醒のサイクルや体温調節などの生理活動が乱されない。

そのためファスティングで長時間食べない時間をもうけることは、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓の血管の病気、アレルギー、ガン、認知症など、他、書ききれないほどのさまざまな病気の予防や改善に役立つと考えられる。

食欲や空腹感は、頻繁に食べるほど高まる性質がある。

特に、糖質の多い食事は、血糖値が乱高下し、食欲中枢が刺激されて、

空腹感を強く感じる。

しかし、長時間、ものを食べないと食欲は抑えられる。

ものを食べない空腹の時間は、体内の糖質や脂質がエネルギーに変換され、盛んに消費される時間。

はじめは慣れないから空腹との戦い期間もあるけれど、2、3日過ぎると活動エネルギーがじゅうぶんにあり、体は軽く頭の回転も速い、とても爽快で快適な状態になってくる。

肥満解消だけが目的であれば、空腹の時間が12〜14時間程度でも、体内の脂肪が燃焼し始める。

まずは、無理なくできる範囲で試してみることが大事だと思う。


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「オートファジー」(Autophagy)とは

「オートファジー」(Autophagy)とは

これは「自食作用」
と呼ばれる細胞の仕組み。

auto:「自分」
shaggy:「食べる」

オートファジーとは、古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせるしくみのこと。

飢餓状態に陥った細胞が、自らのたんぱく質を食べて
アミノ酸に分解してエネルギーを得る機能。

理屈自体は何十年も前からあるが、1992年に大隅良典教授らが初めて観察に成功し、またこれに係わる遺伝子を発見したことで一気に研究が広がった。


大隈教授はこの「オートファジーの仕組みの解明」によりノーベル生理学・医学賞を受賞。

このオートファジーについて、また次回に・・・

とにかく、「食べない、ファスティング=ダイエット」ではなくて、

内臓を休めたり、生命活動を活性化させるためには欠かせないことだから今までの常識を非常識にしていく必要がありそう・・・。

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