見出し画像

#イマソラ 空色って何色だろう? 秋の五句

いや、ホント嬉しいのです。
何がって、生活すべてが俳句になる(笑)。

朝活ツイートであげている句が今朝でちょうど五つになりましたので、
ご覧いただければ幸いです♪

「秋の朝雨の止み間に赤き雲」

画像1

(あきのあさあめのやみまにあかきくも) 季語:秋の朝

夜中や日中に雨が降ることがあっても、なぜか朝は止んでいることが多いなぁと感じる。家から撮るのはいつも南の空の写真。いくつも重なる雲の、きっと一番高い雲が朝日に染まっているのだろうなぁ。

「合いの手にまな板の音虫時雨」

画像2

(あいのてにまないたのおとむししぐれ) 季語:虫時雨

早朝の涼しい時間帯に窓を開けると、にぎやかな虫の声が聞こえてきます。
朝食を作る包丁のトントントンという音が、虫たちの演奏にリズムを打っているようで面白く感じました。


「夫散歩秋の静けさ鳥の声」
      ↓
 「夫散歩静まる朝に小鳥来る」 (9/9追記)

画像3

画像4

(つまさんぽあきのしずけさとりのこえ) 季語:秋の静けさ
紫乃さんからの宿題→三段切れになっているのを直す!9/9追記 ↓
(つまさんぽしずまるあさにことりくる) 季語:小鳥来る

休日もだいたい同じ時間に起きる。だけれど時間の流れはゆっくり。たまに早く起きてくる夫は子どもが起きてくる前にランニングに出かけます。この日は雨上がりで道が濡れていて、ウォーキングだそう。また一人静かに過ごす朝に鳥たちの声が聞こえてきました。
時間の流れとともに、虫たちの声が静かになってくると今度は鳥たちのおしゃべりが聞こえてきます。子供たちが起きてくるのももうすぐ。

ちなみに「夫(おっと)」と読むといきなりリズムが何だかなぁと思い(笑)、調べたところ、昔は「つま」とは夫婦のどちらか片方を呼ぶときに使われていたそうです!ああこれいいね!と使いました。

「風流れ見上げる空に運動会」

画像5

(かぜながれみあげるそらにうんどうかい) 季語:運動会

先日、洗濯を干していると秋の澄んだ風が頬を撫で、ハッとしました。
「あ、これは運動会の朝だ!」
いつも思い出すのは保育園の頃の運動会。園の隣に広い公園のグラウンドがあり、そこで行われていた。誰かが「裸足になると足が速くなる」と言うのを聞いて私も裸足になってみる。湿った土の上を裸足で踏みしめると、とても心地よく、たしか2等をとれてうれしかった。「なんで運動会の日はこんなに空が高く、涼しくて気持ちの良い晴れなんだろう」と毎年思っていた。雨で延期になった記憶は一つもない。
そしてなぜか思い出す時はいつも、秋晴れの空を見た時ではなくて、あの日「運動会が始まるぞ♪」と入場前のグラウンドを見てドキドキした時と同じひんやりとした朝の空気を感じた時。視覚ではなく、肌が覚えている感じ。だからこの句は「空」ではなく「風」から始まります。
そして・・・。
自分の子供たちの運動会は、今年はあるのかないのか。今はただ、見上げる空に運動会を思い浮かべるしかない、ただただ祈る気持ちも含まれています。

「傘持たず握る手と手に秋の雨」

画像6

(かさもたずにぎるてとてにあきのあめ) 季語:秋の雨

あやしい空だなと思いつつ、置いてきちゃう(笑)。降り出した雨を眺め、車に傘あるんだけどなぁと今さら思う。休日だったら夫が「ちょっと待っとりな!」と颯爽と雨の中走って行ってくれるけれど。小雨だったので、子供と手を繋いで走りました(笑)。何となく恋人たちの風景も浮かびそうで、あえて「子」は使わず。

□□□□□

「空の写真」ってどれも似たようなものだと思ってた。

誰かが「#イマソラ」と上げているのを見て、自分も何となく撮り始めた。

4時台に起きるとまだ暗くて、だいたい少し落ち着く5時半頃に空の写真を撮ってツイート。携帯のフォルダに集まってくる空の写真を見ていると、微妙に色合いの違いを見つけて、その綺麗さに何だか感動した。紫がかった空やピンク色の空。空にも色々あるんだなぁと。

そして意外と、晴天を予感させる白んでくる空よりも、雨上がりの濃い青の色した空が好きだなと気づく。朝なので、濃い青は決して濃紺ではない。厚い雲の向こう側にはちゃんと今日も朝日が昇っているはず。雨の水分を含んで、世界が水の中にどっぷりと浸かっているようでしばし見とれてしまう。

それにしても、初心者ほど俳句は一人では始めないほうがいいなと実感(笑)。

毎朝、紫乃さんに褒めていただけるのがとっても有難いです♪
普段はshinoさん☆俳号は紫乃さん 素敵です♪
そして歳時記がすごい!「わたしもペラペラめくって・・・」って全然厚みが違った(笑)。

私の場合、出会いが無ければそもそも始めていなかったけれど、もし一人で始めようと思っている方がいれば、やっぱり誰かに見てもらった方が絶対に楽しいよ!と伝えたい。分からないとつまらないもんね(笑)。

私もまだ一週間もたっていないけれど(笑)。

それでも自分が変化しているのを感じる。知らない人の文章を読んだときに、何だか「ふむふむ」から「ふーむ」に変わった感じ(笑)。

あと、面白いものを見つけると指折り数え出す(笑)。

あっという間に自分の生活と馴染んでくる。


「俳句は奥が深い」とは今はまだ上っ面でしか分かっていないのだろう。

難しい句もまだ自分には読み取れない。

だからこそ、一人ではなくて本当に良かったなぁと思う。

どんな趣味も、始まりは楽しいのが一番。だんだんと分かってくると、苦しみが生まれる(笑)。それを乗り越えて見える世界。これには果てが無い(笑)。

今は入り口で準備運動をしています(笑)。

これからどうまた変化してくるのか、成長記録のようにちょこちょこ披露したいと思います♪

**********

そういえば、トップ画像に使用させていただいているNONさんも時々、俳句を詠んでいらしたなぁと懐かしく、いつかまた、と思います。


この記事が参加している募集

#私の作品紹介

97,718件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?