ストローを取り巻くあれやこれや

環境問題に対しての関心度にはどうやら国ごとのばらつきがあるそうで、こんな記事が目に留まりました。各国の一般書店でも「環境」コーナーの位置づけに特徴があるようで、入り口近くの目玉コーナーに「環境」本がある国もヨーロッパを中心に多いそうです。日本だと少し影に隠れている印象ですね。


でなことで、廃プラ脱プラというキーワードがニュースになることもおおく、SDGsという大きなくくりの中で企業活動にも変化がでてきています。今まではなんというか、コストはかかるけど、いいことやるには仕方ないよね、という印象が強かったです。いいことしている風、といいますか。なかなかビジネスとの両立が難しい(あまりやると儲からない)ということで企業の取り組みも消極的でしたが、だからこそ、取り組んでいる企業はニュースバリューを獲得しています。2018年のトピックから。

まずはスタバの発表。2018年7月10日。

2日後に、国内ストローメーカーの声。なくならないよと。2018年7月12日。

ティファニーは高級ストローを展開。2018年8月16日。

ストローが悪者になっていますが、スタバがその後どのようにやってきたかというと、ストローの検討、代替品の検討、もちろんグローバルコミットがあるので期限付きで、ということですね。スタバに通い続けた人は気づいているかも?

スタバはいったん決着したようです。みなさん、2020年1月以降、スタバに行って様子をみてみましょう。

この流れでいろんな企業に影響がでたはずです。ストローメーカー、素材メーカー(生分解性素材)、物流、卸、ごみ処理まで。同じテーマのニュースを時間軸をのばして並べてみると、どのような企業活動があり、どのような周辺のステークホルダーがいて、「価値」がどう変わっていったかが想像できます。ステークホルダーたちが、どのタイミングでなににbetしたのだろうか?ということを考えてみることも楽しい思考実験ですね。ふと目にするニュースがどのくらい自分に関連するかを考える力、「風が吹けば桶屋が儲かる」思考力があれば、少し先回りができるかも。以下は蛇足のニュース。反対側を想像する力も必要、ですね。







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