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ドラマ ブラッシュアップライフ見て思うこと~現実と虚像~

いつもお世話になっております。
するめでございます。

友達からおすすめされたドラマのブラッシュアップライフを見ました。
ドラマを見て、すごく考えてしまったので頭の整理もかねて書いていきたいと思います。


思いっきりネタバレで行きます!



ドラマのあらすじといいますか

ふれこみは、地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。とのことです。主人公である安藤サクラが33歳で死んでしまう。死んでみると、次生まれ変わるかもう一度自分の人生をやり直すか決めれると言われる。生まれ変わりはアリクイだと。嫌なのでもう一度自分の人生をやり直し徳を積むと人間に生まれ変われるかもしれないと言われ、もう一度、記憶を持って自分の人生2回目がはじまる


感想とはかけ離れたところであるけども

こういったタイムリープものってSF要素があるから話の構成って難しいように思うんですよね。ドラえもんSF要素がありますが、きちんと考えられて藤子不二雄F先生は作っているんですが、このブラッシュアップというドラマは、何か引っかかる。

人生をやり直すというタイムリープしている。

話を進めると、主人公の安藤サクラが33歳で死んで、人生をやり直しの何回目かに、友達役の水川あさみもタイムリープしていることを知る。しかも33歳で死んだのは、友達役の水川あさみの人生では2回目だというのだ。

なんか、おかしくないか?

死んだら生まれ変わりか、自分の人生をやり直すのを選べるはず。そしてその記憶人生をやり直すときに持っていける。はずなのに、主人公の安藤サクラは1回目死んだときにはなぜタイムリープが出来なかったのかが描かれていない。

これは、タイムリープものとしてはかなり気になって話があんまり入ってこないぐらいの違和感だと思うのするめだけ?


ドラマだから、こんなもんでしょ。

辻褄なんか合わなくてもいいでしょ。とその言い訳でいいのかな。するめは、SF要素があるものはそういうことはキチンと描かないで作品を作るのはどうかと思うほうなので、違和感を感じてしまうのかもしれません。


あと、ラストが凄く違和感。

主人公の安藤サクラと、友達役の水川あさみは親友である2人死を阻止すべくやり直しの人生を選びます。友達役の水川あさみは何度も、何度も親友の2人を死なないために繰り返しているわけです。

魔法少女まどかマギカだってさぁ

ほむらちゃんが何度もタイムリープをしてまどかちゃんを救おうとするわけだけど、タイムリープをし過ぎてまどかちゃんの最強の魔女にしてしまうという罰があるわけでしょ。

親友2人を救ってまた、4人で仲良くして老人ホームを4人で過ごす。で終わるんですよね。


なんだか、このブラッシュアップというドラマは、必殺技といってんのに、必殺ではない。みたいな感覚なんですよね。タイムリープという必殺技使ってるのに何のダメージもないの?と思ってしまうんですよね。

いやいや!冒頭で言ってたじゃん!コメディーだから!

コメディーが全て上手くいって、ちゃんちゃん!の話だけじゃないんだと思う。ちゃんと、ドラマというのは、悲しい部分や、やりきれない部分をしっかり描かないといけないと思う。だって、人生はいいことばかりではないんだもの。

この虚像と現実がチキンと描かれていないのものが多い。ドラマや映画はもちろんフワッッと、アハハ!と見れるものがいいというのは分かる。頭使わずに流し見しながら他のことやって。

ヒートアップしてきたするめ。

でも、それだけじゃやっぱりダメわけで。頭使わずにいたら何にも考えられなくなるので、ちゃんと頭を使わないと、この作品は自分には分からない=この作品は面白くない。とかになってしまう。

本当に売れるから、皆が見てくれるからという理由だけで作品を作っていいのかと考えてしまった。その理由だけなら作品ではない!コンテンツだ!
見た1週間後には忘れてしまうコンテンツ。何度も見返されないコンテンツ。それでいいのかな。

するめは、バカリズムがとっても好きだ。

ネタも面白いし、独創的で。なのでこのドラマは期待して見てしまったのもある。そのSF要素とドラマの本質の話を抜いたらとても面白いドラマというかするめ世代をターゲットにしているのでエモさ爆発だし、この世代が好きだった「THE3名様」や「やさぐれぱんだ」っぽくあり、いいねぇこの雰囲気。

最近、頭を使わないテレビ番組、映画、アニメ、ドラマがやたらと多い気がする。刺激的な映像ばかりで、何にも考えないで見れるもの。それも必要だけど、もっと頭を使う作品を作って欲しいのです。コンテンツではなく。じゃないと短絡的にしかものを考えない人が多すぎる。

映像メディアにもっと頑張って欲しいなっておもうのです。


ほんだらまた!


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