【カターレ富山】最後に決められ痛い引き分け ホーム FC岐阜 戦 2023 J3リーグ第33節(2023/10/29(日))
鳥取に勝って連敗はしなかった。
ホームで勝って鹿児島についていきたいところ。
さて、試合に行きましょう。
１ ハイライト
試合のスタッツ
２ スタメン
メンバーはサブも含めて前節と全く同じ。
並びはゴールキーパーが田川。
ディフェンスラインは4バック右から、大山、大畑、今瀬、安光。
ボランチは末木とアルトゥールシルバ、2列目は右に松岡、左が伊藤、ツートップがマテウスと高橋駿太。
岐阜はスタメンを出場停止の選手も含め、4人入替え。
いつも活躍されてしまう窪田がスタメンに戻り、また元日本代表の柏木もスタメンに入ってきた。
３ ついに生まれた絶好調ルーキーの初ゴール
富山がボールを持つ時間帯が続く。
8分、右サイドのクロスのこぼれ球を安光が左サイドからミドルシュートするが、相手のブロックに合う。
9分には伊藤がマテウスとのパス交換からシュート。
13分、岐阜がようやくチャンスを作り、左サイドの村田がシュートするが、ゴール右に外れる。
15分、松岡が右サイドから巻いたボールでゴールを狙うが外れる。
18分、アルトゥールシルバがシュートするが、ゴールキーパーが防ぐ。
20分、ボール奪取がら今瀬がそのまま持って上がってのシュートはやや力なくゴールキーパーがキャッチ。
23分、松岡のシュートはディフェンスに防がれる。
富山がボールを持つ時間が長い。
25分、松岡が裏に抜け出し、クロスを上げるが、ファーで待つ高橋駿太には合わず。
26分、マテウスのシュートはディフェンスに当たってコーナーキックに。しかしシュートには至らず。
30分、安光がクロス気味にシュートを狙うが、ゴールキーパーへ。
31分、富山がずっとボールをキープして最終的には大山のクロスが相手に当たってコーナーキックに。
そして33分、スローインから高橋駿太がヒールでつないでそれを受けたマテウスがドリブル。
前へ走った伊藤にパスが出て、伊藤が落ち着いてゴールキーパーのタイミングを外してゴール。
ルーキーの伊藤はこれがプロ初ゴール。
ここのところ好調だった伊藤の待望のゴールで欲しかった先制点を奪った。
その後もしばらく富山の時間が続いたが、42分。
富山の自陣左サイドで一度は富山がボールを奪ったが、細かくつないで前に出そうとしたところを逆に奪われてしまい、シュートまで持って行かれた。
これは田川が止めて事なきを得た。
44分、左サイドからのフリーキックは、末木の蹴ったボールをアルトゥールシルバが中に折り返したが、うまくシュートできず。
結局、前半はルーキー伊藤の1点で先制し、1点リードで後半へ。
ほとんどの時間でボールを支配し、岐阜に試合をさせなかった。
4 ちょっと嫌な感じがした今瀬の負傷
1点を追う岐阜は、ハーフタイムで2人を交代。前線に藤岡に代わって田中順也を入れてきた。
そしてボランチの庄司をディフェンスラインに下げて3バックにし、左サイドを厚くしたような形になった。
前半、ほとんどシュートがなかった岐阜が前への圧力を強め、攻め合いになる。
55分、岐阜の村田が左サイドからクロスをあげるがGK田川が抑える。
61分、岐阜はさらに、山内に代えてンドカ チャールスを入れる。
64分、富山は左サイドでマテウスと伊藤がパス交換でかわしながら前へ行く素晴らしい場面があったが、マテウスのシュートは決まらず。
そして65分、中盤で末木がボールを奪われ、ンドカチャールスにドリブルで進まれてシュートを打たれるが、これはGK田川が右手で弾くファインセーブ。
徐々に岐阜の強度が増してきた。
67分、岐阜の柏木のシュートを今瀬が防いだ後、その際に今瀬が負傷。
守りの中心の今瀬が交代することで、根拠はないが、何かちょっと嫌な予感がした。
5 終了間際に同点ゴールを許す
69分、今瀬に代わって林堂、またこのタイミングで松岡に代えて野口、アルトゥールシルバに代えて碓井。
それぞれ、交代者と同じポジションに入る。
72分、大山がマテウスとのパス交換で岐阜のライン奥までえぐったが、クロスは防がれる。
73分、岐阜も1人交代。
岐阜がボールを持つ時間が長くなる。
なかなか富山は攻められなくなってきた。
82分、岐阜は足を痛めた窪田に代えて浮田。
84分、コーナーキックを得るがシュートまでは持っていけず。
86分から87分にかけて、GK田川のフィードを大野がうまくつなぎ、野口が一人でドリブルで持って行ってシュート。
しかし、これはわずかに左に外れた。
これが決まっていれば勝っていただろう。
その後、岐阜がボールを回しては、富山がカットして前線に運ぶがそれをまたカットされ、という時間が続く。
岐阜はとにかくチャンスをうかがう。
岐阜は89分、浮田がシュートするがゴールマウスの上に。
何とか富山がしのぎ続けて、アディショナルタイムに入ろうかというところ。
最終ラインの庄司から左サイドの和田につなぎ、そこから中へグラウンダーのクロス。
一人スルーして田中順也がシュートするがそれは林堂がブロック。
しかし、そのこぼれ球がペナルティエリア前のスペースにこぼれ、拾った村田が右足でシュートすると、それが見事な軌道でゴールに入ってしまった。
ゴール自体は見事なゴール。
だが、守りきれなかった富山の選手たちは一斉に崩れ落ちる。
勝ち点3がこぼれ落ちて行ってしまった。
再開後、すぐに岐阜の村田と富山の大畑が競り合いで頭をぶつけて試合が中断。
既に5人交代していたが、村田は脳震盪ということで、特例で6人目の交代。
その後もまだ少し時間はあり、マテウスや伊藤が前に運ぶ場面もあったが、シュートまでは至らず。
試合は結局1−1で終了した。
5 痛い引き分けで鹿児島と勝ち点4差に
最後の失点。
今年何度か見たミドルシュートを決められるパターンそのものだった。
そこの改善がずっとできていないように感じる。
もしくはしばらくはできていたのかもしれないが、この試合の最後でできなかった。
マラソンに例えれば、鹿児島に離れずずっとついて行って、ここぞという時に逆転という青写真という絵を描いていたが、逆にこちらが離れつつある。
最近のマラソンは一度離れてもまた追いついて逆転というのをよく見る。
実際、今の鹿児島がそのパターンで、一時は勝ち点6、富山と離れたのが、今は逆に4差つけることになった。
でも、まだもう一山あったことは過去のリーグ戦でもあるだろう。
再逆転はまだ可能。
そのためには次の試合。
ここで勝ち点を縮められれば一気に雰囲気を変えられる。
次の琉球戦は重要な試合だ。
6 出場メンバーについて一言
MVP
MF 32 伊藤 拓巳
先制点だけでなく、チャンスを演出。初のフル出場も果たしただけに勝ちたかった。
SVP（さば的視点MVP）
該当なし
スタメン
GK 21 田川 知樹
失点は絶妙な位置に飛んでどうしようもなかった
DF 25 安光 将作
奮闘していたが、攻撃面でもう少し正確性が欲しい
DF 5 今瀬 淳也
守備面は文句なしで、とにかく怪我の具合が心配
DF 3 大畑 隆也
懸命に守っていたが報われなかった
MF 20 大山 武蔵
攻守に貢献、最後のクロスは相手をつかみきれなかった
MF 30 アルトゥール シルバ
ボランチの位置で攻撃に絡む機会が少なかった
MF 16 末木 裕也
調子はいいと思うが、最後の場面、もっと守りでも体を張りたい
MF 32 伊藤 拓巳
同上
FW 8 松岡 大智
攻撃にもよく絡んでいたが、少し交代が早かったか
FW 39 高橋 駿太
シュートがなかなか打てない
FW 10 マテウス レイリア
調子の良さはキープ
サブメンバー
DF 23 林堂 眞
今瀬の負傷で急遽出場、頑張ってはいた
MF 6 碓井 鉄平
依然として守備に奮闘
MF 47 野口 竜彦
最後のシュート、決めていればヒーローの1人だったが
FW 9 大野 耀平
シュートをもっと打ちたい
7 選手の出場状況
1 GK 柴崎 メンバー外
2 DF 脇本 メンバー外
3 DF 大畑 5試合連続スタメンフル出場
4 DF 神山 5試合連続サブ
5 DF 今瀬 7試合連続スタメンも負傷交代
6 MF 碓井 5試合連続サブから2試合連続途中出場
7 MF 佐々木陽次 2試合連続サブ
8 FW 松岡 2試合連続スタメン
9 FW 大野 5試合連続途中出場
10 FW マテウス 5試合連続スタメンで3試合連続フル出場
13 MF 安藤 メンバー外
14 DF 下堂 メンバー外
15 MF ガブリエル エンリケ メンバー外
16 MF 末木 8試合連続スタメンでフル出場
17 MF 坪川 メンバー外
19 DF 柳下 メンバー外
20 MF 大山 5試合連続スタメンフル出場
21 GK 田川 22試合連続スタメンフル出場
22 MF 椎名 メンバー外
23 DF 林堂 5試合サブから2試合連続途中出場
25 MF 安光 7試合連続スタメンで4試合連続フル出場
26 MF 鍋田 メンバー外
27 FW 吉平 メンバー外
28 MF 柴田 メンバー外
30 MF アルトゥール・シルバ 5試合連続スタメン
31 GK 齋藤 メンバー外
32 MF 伊藤 5試合連続スタメンでフル出場、1得点
33 MF 髙橋馨希 メンバー外
39 FW 高橋駿太 2試合連続スタメン
41 FW 碓井聖生 メンバー外
42 GK 平尾 5試合連続サブメンバー入り
47 MF 野口 2試合連続途中出場
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