【カターレ富山】チームを救った期待のホープ FC今治 戦 2023 J3リーグ第21節(2023/8/5(土))
鹿児島に敗れて、もう連敗は許されない。
今日負けると対鹿児島戦に続いて、今治にも二戦二敗。
試合前にスタジアムDJの久世さんがこのような趣旨のことを言っていた。
もうダブルはさせない。
試合前には今日メンバー外になった末木のJ100試合出場のセレモニーがあった。
１ ハイライト
試合のスタッツ
２ スタメン
スタメンは柳下がスタメンに復帰。
また、さらに久しぶりの碓井。松岡、マテウス、アルトゥールシルバもスタメンとなった。
前節、ミスのあった今瀬と末木はメンバー外に。
前半で交代した吉平はサブからの出場に。
並びはゴールキーパーが田川。ディフェンスラインは4バック右から柳下、林堂、大畑、安光。
ボランチに碓井とアルトゥールシルバ、2列目は右に松岡、左がマテウス、ツートップが大野と佐々木陽次。
今治は前節と同じスタメンで来た。
３ チャンスを活かして先制
序盤は今治がボールを持ってゲームを支配。
だが、大きなチャンスもなく推移する。
すると、14分、ボール奪取からアルトゥールシルバ、佐々木陽次、松岡、柳下とつなぎ、柳下が右足でシュート。
相手GKが防いで弾いたが、相手のディフェンダーに当たり、これはオウンゴールになった。
これで今日も先制。
5試合連続で先制したことになる。
24分、今治がゴール前正面でフリーキックを得るが、ボールは富山の選手に当たる。
26分、左サイドのマテウスから大野にクロスを送るがわずかに合わず。
27分、飲水タイム。
35分、松岡のミドルシュート、それを相手GKが弾いたところをマテウスがシュートするが、これはいずれもGKのファインセーブ。
同じく35分、安光にイエローカード。
37分、今治のコーナーキックが2本続いたが、守り切る。
43分、大野が角度のないところからシュートも相手GKがキャッチ。
45分、コーナーキックを得るが、シュートには至らず。
アディショナルタイムは3分あったが、試合は動かず終了した。
1−0と1点リードし、後半に向かう。
4 逆転されるが連敗は免れる
後半開始から今治は松本雄真に代えて山田。富山は交代なし。
富山の左サイドでボールの奪い合い。
一度、安光がボールを保持したかに見えたが、すぐにクリアしないところをすぐに奪われる。
そこから中にクロスを入れられ、千葉にゴールを決められた。
課題の後半立ち上がりの時間帯にまたもゴールを決められ、1−1の同点に。
57分、今治の千葉がスルーパスを受けて田川と一対一になる決定的なチャンスを迎えたが、シュートはゴールを外れる。
富山はなかなかシュートまでは持ち込めない。
そして58分、右サイドにいたヴィニシウスのサイドチェンジから左サイドの近藤がボールを受け、富山の選手をかわしてミドルシュート。
これが見事に決まり、1−2と逆転されてしまった。
リーグ戦での連敗、そして今治との試合での連敗がちらつく展開に。
そんな中、反撃ののろしをあげたのは松岡。
60分、右サイドから中に切れ込んでミドルシュート。
その後も富山がボールを保持する時間が続く。
試合が切れた63分、マテウスに代えて吉平、大野に代えて高橋駿太、佐々木陽次に代えて髙橋馨希。
ボールを保持する時間が長くなる。
66分、今治の三門が裏に抜け出してシュートを打つがわずかに枠を外れる。
67分、今治の千葉が裏に抜けてシュートするがこれは枠の右へ。
同じ67分、碓井がファウルを得てもらったフリーキックから貴重なゴールが。
大畑が素早く始めてアルトゥールシルバが前へ。
高橋駿太がポストプレーで左に流し、そのボールを吉平がスルー。
そこへ走り込んだ髙橋馨希が、相手ディフェンスの股下を抜くシュートを左足で決めた。
これで2−2の同点に。
これは貴重だった。
ここで試合は飲水タイムに。
再開直後、ゴール前の混戦から高橋駿太がシュートするが、防がれる。
再開後はしばらく富山のペース。
71分、吉平のシュートは左に外れる。
73分、今治は土肥に代わって新井。
80分、田川がボールをキャッチしてから前へスローし、カウンターというところ。
髙橋馨希にボールが渡りドリブルしていくが、今治の新井に後ろから引っ張られてバランスを崩す。
そのまま持ちこたえてボールをキープしようとするが、その過程で左足を痛めて倒れ込む。
このまま髙橋馨希はピッチに戻ることはできず、83分、椎名に交代。
さらに85分、大畑がイエローカードをもらって次節出場停止に。
86分今治は2人交代。
そして87分、安光に代わって神山が入る。
89分、富山は椎名がコーナーキックを蹴り、そこからの流れでアルトゥールシルバがヘディングシュートをするが決まらず。
90+3分、林堂がゴール前でフリーキックを狙うがゴールを外れる。
90+4分、今治はシュートを狙うが田川がキャッチ。
90+6分、判定に異議を唱えた小田切監督にイエローカード。
90+6分、松岡がシュートを狙うが相手に防がれる。
結局、お互いにゴールを割れずに、試合は2−2の引分けで終了に。
ともに勝ち点3を得ることはできなかった。
5 途中交代の3人で流れを変えた
後半、逆転された時にはまた負けてしまうのか。
すると、連敗が2回目、昇格を語る資格がないのではと一度は頭をよぎった。
だが、途中交代で入った高橋駿太、吉平、髙橋馨希で流れを作り、同点ゴールはこの3人を含めた選手の連携で奪った。
さらに逆転まで行けなかったのは残念だったが、それでも負けるよりはいい。
勝ちたかったといえば勝ちたかったが最悪の結果にはならなかった。
鹿児島が星を落としてくれたことで、まだ2位はキープしている。
そろそろ白星が欲しいところではあるが、何とか戦えてはいる。
同点ゴールを決めた髙橋馨希が負傷したのが気になるところ。
彼の活躍がまたチームに新しい風を吹かせていたので、彼がいなくなるとまたどうなるのか、という思いはある。
また、久しぶりの出場になった碓井も力を見せてくれた。
ここのところ、ボランチの争いが激しいが、チームの中心となるポジションでもあり、軸はしっかりとして欲しいところだ。
6 出場メンバーについて一言
MVP
MF 33 髙橋 馨希
同点ゴールは鮮やか。負傷してしまったのがとても悲しい。
SVP（さば的視点MVP）
DF 19 柳下 大樹
オウンゴールになったが、先制点につながるシュートを放つ
MF 30 アルトゥール シルバ
中盤でボールをキープし存在感を見せた
スタメン
GK 21 田川 知樹
失点は仕方がないか
DF 25 安光 将作
これまでもボールロストがあったがついに失点につながる
DF 23 林堂 眞
2試合連続複数失点は避けたかった
DF 3 大畑 隆也
センターバックに戻るも結果をだせず、次節は出場停止
MF 6 碓井 鉄平
久しぶりの出場で存在感を見せた
MF 30 アルトゥール シルバ
同上
MF 10 マテウス レイリア
惜しいシュートもあったが結果は出せず
MF 7 佐々木 陽次
結果はオウンゴールになったが、先制点には絡んだ
FW 8 松岡 大智
先制点にも絡み、反撃ののろしを上げる攻撃を見せた
FW 9 大野 耀平
ゴールを脅かすことができなかった
サブメンバー
DF 4 神山 京右
終盤、左サイドバックに入り、安定
MF 22 椎名 伸志
久しぶりの出場でセットプレーのキッカーを務める
MF 33 髙橋 馨希
初の途中出場で貴重な同点ゴール
FW 27 吉平 翼
流れを変えて同点ゴールに絡む
FW 39 高橋 駿太
流れを変えて同点ゴールに絡む
7 選手の出場状況
1 GK 柴崎 12試合連続サブ
2 DF 脇本 ベンチ外
3 DF 大畑 21試合連続スタメンで5試合連続フル出場
4 DF 神山 3試合連続サブから途中出場
5 DF 今瀬 メンバー外
6 MF 碓井 8試合ぶりスタメンでフル出場
7 MF 佐々木陽次 2試合連続スタメン
8 FW 松岡 5試合ぶりスタメンでフル出場
9 FW 大野 5試合連続スタメン
10 FW マテウス 8試合ぶりスタメン
13 MF 安藤 メンバー外
14 DF 下堂 メンバー外
15 MF ガブリエル エンリケ メンバー外
16 MF 末木 メンバー外
17 MF 坪川 5試合ぶりサブ
19 DF 柳下 2試合ぶりスタメンでフル出場
20 MF 大山 メンバー外
21 GK 田川 10試合連続スタメンフル出場
22 MF 椎名 4試合ぶりメンバー入りで途中出場
23 DF 林堂 4試合連続フル出場
24 DF 大森 メンバー外
25 MF 安光 10試合連続スタメン
26 MF 鍋田 メンバー外
27 FW 吉平 19試合ぶりサブから途中出場
28 MF 柴田 メンバー外
30 MF アルトゥール・シルバ 2試合ぶりスタメンでフル出場
31 GK 齋藤 メンバー外
32 MF 伊藤 メンバー外
33 MF 髙橋馨希 4試合連続メンバー入りで初のサブから途中出場、J初得点
39 FW 高橋駿太 5試合連続途中出場
42 GK 平尾 メンバー外
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