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【カターレ富山】内容は悪くても勝つ それが今年の勝ち方 ギラヴァンツ北九州 戦 2023 J3リーグ第30節(2023/10/8(日))

m首位の愛媛を破って、次の試合は最下位の北九州と。
しかし残留を目指す北九州は、負けまいと必死で来るだろう。
簡単な試合ではない。


1 ハイライト

試合のスタッツ

2 スタメン

スタメン、サブとも前節と全く同じ。
並びはゴールキーパーが田川。ディフェンスラインは4バック右から、大山、大畑、今瀬、安光。
ボランチに末木とアルトゥールシルバ、2列目は右に椎名、左が伊藤、ツートップがマテウスと佐々木陽次。

北九州は出場停止から復帰した乾を含め4人が前節からスタメン変更。

3 いきなりのチャンスとピンチ

開始直後、マテウスがラインの裏にドリブルで抜け出し、そのままシュート、ゴールキーパーが弾いたところを佐々木陽次が狙うがシュートはヒットせず、枠外へ。

一方、8分、北九州もチャンスを作る。
左サイドを崩して、岡田がミドルシュートするとそのボールはクロスバーを叩き、さらに右からのクロスにFW平山が頭で合わせるが、これはGK田川が何とか抑える。

その後は北九州がボールを持つ時間が多い。
27分、安光のクロスから椎名がヘディングで合わせたのが久しぶりのシュート。
そこから少しリズムをつかむ。
ただなかなかシュートには行けない。
38分に得たコーナーキックからの流れ、アルトゥールシルバのシュートに佐々木陽次が合わせたがシュートはヒットしなかった。

その後、44分から北九州が攻めてチャンスを作る。
最終的には左サイドの岡田からFW岡野にパスがつながりほぼフリーでシュートされるが、ここは田川がビッグセーブ。
この守備は大きかった。
その後のコーナーキックも相手がシュートを外してくれて助かった。

結局前半は両チームスコアレスで終了。

4 後半早々、椎名のフリーキックに合わせた今瀬

ハーフタイムでの交代はなし。
後半開始直後に末木が倒されて奪ったフリーキック。

キッカーの椎名が左足で蹴ったボールは、ディフェンスとゴールキーパーの間に落ちる絶妙なもので、それに今瀬が足で飛び込んで先制点を奪う。

これで試合を有利に運ぶことができるようになる。

その後は北九州がボールを持つ時間が増えるが、しのぎ続ける。
71分、北九州が2人を交代。
富山も74分、佐々木陽次に代えて碓井、伊藤に代えて松岡。
碓井がボランチに入り、アルトゥールシルバが佐々木陽次がいた位置へ。また、松岡が2列目の右に入り、伊藤がいた2列目の左には椎名が右から回った。

以降も北九州が攻勢。

83分、アルトゥールシルバに代えて高橋駿太、マテウスに代えて大野。
北九州も2人代えてきた。
北九州のコーナーキックが続くが何とかしのぐ。
苦しい場面が連続するがそれでも決定的なシュートまでは打たせていない。
富山はFWも完全に引いて守りを固めて、クロスを跳ね返し続ける。
88分、北九州は5人目の交代。
直後のコーナーキックもクリアする。
90分、富山5人目の交代は椎名に代えて林堂。
守りを固めにきた。
最後は、5バックにして、2ボランチ、2ミッドフィルダー、1トップの形にした。

既に時間はアディショナルタイム。

うまくボールをつないで、時間をかせぐ。
終盤は北九州にもミスが出て、パスをうまくつなげない。
結局、アディショナルタイム4分をしのいで1点差で逃げ切った。

5 無失点でしのいだことが収穫

最下位北九州が相手とは言え、簡単に勝てるとは思っていなかった。
実際、北九州は負けが混んでいるが、その割には得失点差のマイナスが少ない。
失点数もJ3ではこの試合後でも少ない方から9番目の失点数と決して多いわけではない。
守備は固いチームだ。

なので、奪えた得点は1点。
だが、この1点で勝利できたのは大きい。
しばらく失点が続いていたが、松本山雅戦以来、8試合ぶりのクリーンシート。
この間、センターバックのメンバーがいろいろ変わっていたが、大畑と今瀬に戻っての連勝。

結局、このコンビが何だかんだ言って安定するということか。
少しラインが下がって攻め続けられることが気にはなるが。
当然ながら失点は少ない方がいい。
今後も全試合クリーンシートとは言わないまでも、今後勝ちを積み重ねるのに守備の安定は不可欠だ。

6 出場メンバーについて一言

MVP
DF 5 今瀬 淳也
 無失点も含めて、文句なしか
GK 21 田川 知樹
 彼のセーブがなかったら勝ててなかっただろう。

SVP(さば的視点MVP)
DF 3 大畑 隆也
 固い守備で無失点に貢献

スタメン
GK 21 田川 知樹
 同上
DF 25 安光 将作
 守備面でのミスはほとんどなく、攻撃面でも光るものがあった
DF 5 今瀬 淳也
 同上
DF 3 大畑 隆也
 同上
MF 20 大山 武蔵
 目立った働きはなかったが、ミスも少なく守備で貢献 
MF 16 末木 裕也
 存在感は増している
MF 30 アルトゥール シルバ
 好調は維持している
MF 32 伊藤 拓巳
 過去最長の出場時間でスタメンにも慣れてきた
MF 7 佐々木 陽次
 チャンスはあったが決められなかった
MF 22 椎名 伸志
 今瀬のゴールを生み出した
FW 10 マテウス レイリア
 前への推進力は健在

サブメンバー
DF 23 林堂 眞
 終了間際に投入され、ゲームを締めくくる
MF 6 碓井 鉄平
 中盤で存在感を見せた
FW 8 松岡 大智
 攻撃の姿勢は見えており、ゴールが待ち遠しい
FW 9 大野 耀平
 得点はなかったが、前線からの守備で貢献
FW 39 高橋 駿太
 大野とともにボールを追い、ゲームを締めくくった

7 選手の出場状況

1 GK 柴崎 メンバー外
2 DF 脇本 メンバー外
3 DF 大畑 2試合連続スタメンフル出場
4 DF 神山 2試合連続サブメンバー入り
5 DF 今瀬 4試合連続フル出場で1得点
6 MF 碓井 2試合連続途中出場
7 MF 佐々木陽次 4試合連続スタメン
8 FW 松岡 4試合連続途中出場
9 FW 大野 2試合連続途中出場
10 FW マテウス 2試合連続スタメン
13 MF 安藤 メンバー外
14 DF 下堂 メンバー外
15 MF ガブリエル エンリケ メンバー外
16 MF 末木 5試合連続スタメン
17 MF 坪川 メンバー外
19 DF 柳下 メンバー外
20 MF 大山 2試合連続スタメンフル出場
21 GK 田川 19試合連続スタメンフル出場
22 MF 椎名 6試合連続スタメン
23 DF 林堂 2試合連続中出場
25 MF 安光 4試合連続スタメンでフル出場
26 MF 鍋田 メンバー外
27 FW 吉平 メンバー外
28 MF 柴田 メンバー外
30 MF アルトゥール・シルバ 2試合連続スタメン
31 GK 齋藤 メンバー外
32 MF 伊藤 2試合連続スタメン
33 MF 髙橋馨希 メンバー外
39 FW 高橋駿太 4試合連続サブから途中出場
41 FW 碓井聖生 メンバー外
42 GK 平尾 2試合連続サブメンバー入り
47 MF 野口 メンバー外

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