次長との育休復職面談
去年、育休復職面談が書面化されており、なんだかなーとぼやいてましたが、復職直前に次長と面談する事になりました。
去年のくだりはコレ
私だけではなく、おそらく同じ立場のこの春の育休復職予定者は全員実施されており、春の人事異動の最終配置調整を行っているのだと思います。
私が人事担当をしていた4年前は、育児復職者が次長と面談する機会はなかったので、今では①書面の申請書と②人事マネージャー面談という2回の機会を持ち、復職者の配置調整をしているみたいなので、手厚くなったという意味でちょっと安心しました。
ただ、人事担当レベルの面談が廃止されているので、ただの伝書鳩でしかない人事担当は、面談スキル(1on1スキル)がないと仕事が失われてしまうと感じたりもしました。(怖っ)
面談はどうだった?
会社訪問にて対面面談orオンライン面談or電話面談が選べるようになっていて、昔の私だったら熱意を伝える為に、30分の面談の為だけに無駄に往復2時間かけて会社に向かったと思います。
しかし、今の私はその頃の私とは違います。
暑苦しいほど熱意を伝えても、
多分、いい事はほとんどない。
今年のテーマは、「傾聴で現実を変える」なのだから、多くの事を伝えようとしなくていい。
だから、クールにオンライン面談を選びました。
次長なので、うちの会社では、それなりに立場が上のマネージャークラスです。
しかも、私は初対面でした。
どんな人なのか、ちょっとドキドキでしたけど、面談は、無事終わりました。
申請書に添って、淡々と確認されるだけで、キャリア面談ほどの深みもなく、面白みはまるでありませんでしたが、この感想こそが私の成長であり、変化なのだと思います。
印象的だった事は?
いや、もう、次長の表情が固いんですよ。
ここ3年、保育士やママ友や子どもとばかり接していて、私自身の顔のほっぺたもだいぶ柔らかくなったと思います。
基本、笑顔で挨拶するし、子どもに怒ったりするけれど、怒った表情で怒るんで、人間らしい生活なんです。
一方、次長は、会社で働く大ベテラン。
次長まで登った女性だけあって、苦悩が顔に出てるというか…。
次長にお子さんがいるかどうかは知りませんが、眉間に皺が寄ったまま、しゃべり方も淡々としていて、頭はいいんでしょうが、毎日、ゆっくりアホみたいな読み方で絵本を読み聞かせる私は、ちょっと距離を感じてしまいました。
でも、これが会社モードなんですよね。
毎日、法令や規程を読んで、団塊の世代のおっさんだらけの会議に紅一点で臨むわけで、緊張感もあるし、責任感もあるし、何より成果物を求められる。
春からはこのモードに自分が切り替わっていかなきゃいけないと感じましたが、ふと、産休前に、当時の部長から「ヒューマンスキルを磨け」と言われた事を思い出し、なんやそれと失礼な注文するなぁと思ってましたが、
「もしかして、私、ヒューマンスキルとやらがちょっと磨かれて、今回の次長との面談にギャップ感じたんじゃない?」
なんて思ったりしました。笑
たしか、私は、第一子出産前、プライドも高く、甥っ子や姪っ子もいない為、赤ちゃんの扱いが全くわからず、棒読みで数回だけ絵本を読むのが限界で、今みたいにアホみたいに優しく絵本を何回も読み聞かせることも、できなかったんでした。
伝えたこと
まぁ「傾聴で現実を変える」といえども、復職者の為の面談なので、私が相手の質問に答えなければ始まりません。
相手の質問の意図をよく聴いて答える事を意識しました。
転勤させようと脅してくる事もなく、
営業させようと企んでいる事もなく、
どれくらい労務提供するつもりなのか、
その確認がメインだと判断しました。
おそらく産休前のキャリアを活かして、
人事関係の仕事を与えようと考えてくれており、その担当範囲をどれくらいにするか工数管理と人員の定員を計算しているように感じました。
なので、私は、躊躇なく「すみやかなフルタイム復帰を目指しています。毎日、最大限、時短を取るつもりはなく、一刻も早くチームの戦力になりたいので、迎えに間に合う範囲で最大限、仕事してチームに貢献します。在宅ワークの日は、時短は必要ありません。出社する場合も、朝の送りは夫に頼めるので、フレックスを前倒しで朝に使えば時間的にはフルで働けます。ただ残業はできません。」
そう伝えました。
育休中、論文書いたとか、大学機関に通ったとか、毎日英会話したとか、そんなアピールは一切しませんでした。
聴かれてもない自慢を答えるのは野暮だ。
育休中の私の学びは、じわじわ仕事に活きてくると心から信じているからこそ、復職前から必死にアピールなんてしなくていいのです。
復職面談では、まず、ちゃんと聴いて、誠実に答えることだけを意識しました。
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