カントリーマアムが教えてくれたこと
子どもが産まれたら、夫婦の関係性も少しずつ変わって来るとは思いますが。
衝突やすれ違いはあれど、夫と離れる未来は今は想定していません。
老後はアレしない?コレしない?と、昨日も楽しく話したところ。
でも、想定はしていなくても、想像はした事はあります。
少しケンカをしたりうまくいかなくなった時、違ったかもしれない未来に現実逃避してしまったり。
もし独身だったら。
もし夫を選ばなければ。
もし夫以外の人を選んでいたら。
この先、夫が居なくなってしまったら。
お互い納得してサヨナラをする事になったら。
夫という人を知らなければ違ったかもしれないけど、彼という人間を知ってしまったがため、結局最後には決まって思う結論がでる。
もしもこの先サヨナラしても、周りの人にきっというと思う。
私の元夫は、こんな時にこんな事をしてくれて、あんな優しくしてくれて、私と何度も冗談で笑い合える最高のパートナーだったんですよ。
真面目すぎて気弱な弱点さえ愛しく語り継ぎそうな自分しか想像できなくて、それが息子に父の面影を聞かれても、夫の好きなところを何個だって答えれそうな気がして、あぁ、私夫大好きなんだなと、いつも実感してしまうのです。
お恥ずかしい。
うつを患ったパートナーと別れを選ぶ人は少なくないと思うけど、確かに辛かった。
今も不安でいっぱいだけど、夫と別れたい、という結論には行きつかない。
うつを患って半年以上、最近やっと食事に対してたまに「美味しい」と言えるようになった夫。
元々プリン味のスイーツが大好きで、新商品を見つけては味見をし点数をつけるのが我が家のおなじみでした。
それもうつともにのどを通らなくなっていました。
息子もおらず共働きだった頃は、冷蔵庫に常に常備していたカントリーマアム。
8割食べていた夫が、「もう食べたくない。甘いものを食べる資格すらない。買わないで。家に甘いもの置かないで。」と言った時は、ガラリと変わってしまった夫にショックを受けたもの。
先日カントリーマアムのプリン味を見つけて、恐る恐るLINEで聞いてみたところ。
2箱たのむ。
とのこと。
帰宅して渡すと、わあーいと笑顔で箱を開ける夫に、この人の笑顔を私がどんどん取り戻してやるって、私も満たされていくんだって、私まで嬉しいなって気づいて、胸がいっぱいになりました。
カントリーマアム、ありがとう。
君は高得点だったよ。笑
また少し頑張れそう。
夫は4月から、少しお薬が減るみたい。
とんだおのろけになってしまったけど、また美味しいスイーツを目指して(?)家族やって行こう。
食べすぎには気をつけて。
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