見出し画像

私の夢。

私には夢がある。
それは、日本の教育を変えること。

ふと思った。
私はいつからこの夢を持つようになったんだろう?と。

たしかに、「教育」に興味を持ち始めたのは、学校での探究活動からだった。今も英語の授業の共創を実現させようと行動してるし、正直、今の教育に不満なことは多い。(授業の共創についてはまた!!)

でも、それだけが理由で「教育を変える」という夢を持ったのではない。

私が「教育」に関わる仕事がしたいと最初に思ったのは、探究活動に熱中する前に起こったとある事件だったからもしれない。

とある事件。


それは、友達が欠点にかかり留年するかもしれないということだった。
その子は愛されキャラだったので、

「やばいじゃん!頑張って!!」

周りはそんな声が多かった。私はそんな中、彼女を見ていた。
いつもは、学校が終わるとすぐ友達と帰っていたのに、「残って勉強する!」と頑張っていた。

でも、上手くいってはいなさそうだった。先生のところにも質問に行けていない感じだった。そんなとき彼女が私に、
「さくら!ここ教えてくれん?」と言ってきた。

ここから何かが動き始めた

先に言っておくが、私はズバ抜けて勉強ができるわけではない。
どちらかと言うと、数学と化学が好きかな〜レベル。ほかは至って普通。

私のクラスには私なんかよりも頭がいい子がいたので、正直頼られたことが嬉しかった。だから、教えようって思った。

「どうしたら分かってもらえるだろうか?」教える私自身も勉強し直した。

気がつくと、朝から1時間、放課後1時間その子に毎日、勉強を教えるという生活を約2週間過ごしていた。体力的には結構きつかった。

でも、ものすごく楽しかった。「分からんわからん」と言っていた人に、分かってもらう楽しさ、解けたときに「できた!」と嬉しそうにしている顔。
ときには、怒ったりもしたけど、私はすごく幸せだった。

1対1の2時間 × 2週間
もし、塾でこれだけのコマ数を取ったら相当な額になる。

でも、お金とかそんなのどうでも良かった。
その子が分かった時の満足そうな顔を見るだけで良かった。

この子のおかげで、数学と化学基礎は得意になったし、私にとっても得が多かった。何なら、春休み毎日学校行って他の子にも勉強教えてたな…笑

数学の授業中、久々に前の単元の小テストをしたときあった。
周りは結構解き方を忘れていた。でも、その問題が朝、一緒に勉強した内容だったのだ。彼女の回答を見ると100点だった。

周りの子は彼女に言った。「え!!?どうしたの!!?」と。

すると彼女はその問題が解けていなかった周りの子に
「これは、こうだから…」と教え始めたのだ。

その時の彼女はとても幸せそうだった。
その子が作り出している空間がとてもあたたかく見えた。

私は、人が幸せを与えている空間を見て幸せを感じるんだなと思った。

人を幸せにしたい。

人を笑顔にしたい。

そんなことを感じた。

お金には変えられない、笑顔、幸せを追い続ける人生でありたい。

そのとき、

一人でも多くの人が幸せに生きれる社会を作りたいって思ったんだと思う。

誰かが選んだステージを生きるのは幸せ??


高校生で言えば、進路。
よく話すテーマだと思う。私も今、ものすごく悩んでいる。

私の学校は、「あなたの行きたいところに行ってほしい」という感じ。

でも、世間一般的には、行きたいところではなく行ける大学に行きなさい
と言ってるイメージ。

きっと大人たちは、過去の失敗をしてほしくないとか、子供のためを思ってレールを敷いてあげるんだと思う。

でもそれって、その子の人生だよね。

その道が合ってたらとても感謝されるんだと思う。
でも、もし違ったら??

「それは、自分が決めたんじゃない」
「上手く行かなかったのは大人のせい」

そうなってしまうのでは??

私はこれまでほぼ自分の意志で生きてきた。

習い事に行くと決めたのも私。
習い事をやめる決断をしたのも私。
今の高校を選んだのも私。

そう、全部自分で選んで生きてきたのだ。

もちろん、これをしなければよかったなと思うことも多くあった。
でも、周りのせいにはできなかった。

それは 全部自分で決めたから。

幸せに生きれる社会

皆さんは世界の幸福度ランキングを見たことがありますか??

知っている方も多いと思いますが、日本は先進国の中で幸福度ランキングは悲しいことになんと最下位。

そのランキングをぼーっと見て思った。

このランキングって幸福度だけを示すものなのかな??って。

私は、このランキングを見て日本は自分で自分の人生を切り拓ける人が少ない事を表しているともいえるのでは?と思った。

人が何とかしてくれると思ってる。
そして、幸せは人が与えてくれるものだって思ってる。

だから、日本の幸福度は低いんじゃないかな。

「人がなんとかしてくれると思うなよ」
これは化学の先生の口癖 笑笑

でも、本当にそのとおりだと思う。

教育。

教育って何のためにあるのだろう。

私は 幸せに生きていくためにあるもの だと思う。

先ほども言ったように、日本の幸福度は低い。

それは少なくとも、日本の教育が原因なはず。

今の教育は、子供たちのためにって
レールを敷きすぎているのかもしれない。
意外と与えすぎているのかもしれない。

でも先生方の気持ちもすごく分かる。

先生ってこれまで、「教える人」だった。
なのに、教育方針も変わっていき生徒を見守ることが仕事になりつつある。

そんなの、先生の職業柄的には苦しいことだよね。
だって先生は与えたくなっちゃう人だから。

私もこの前、友達の探究活動のお手伝いで問いを投げかけたりした。

そしたら、自分の中に結論みたいなものが出てくる。
すごく言いたくなった。でも、めっっっっっっちゃ我慢した。

だってそれは私の答えであって、友達の解ではないから。

だから、レールを敷きたくなる気持ちとっても分かる。

言うのは簡単。でも現実すっっっっっごく難しい事も分かる。

「教育」ってほんと深いし、難しい、、。
だから一生かけても探究していきたんだ。

高校生だもの

大人に向かって、〇〇すべきだ!!って無責任に言えるのは
高校生までぐらいなんだろう。

だから、たまに大人から嫌な顔される時もある。
(最初は傷つきそうだったけど、もう慣れた笑)

でも、なにも知らない高校生だから、こうやって発信してる。
それが今の自分にしか出来ないことだと思うから。

(社会を知るためにも最近は日経電子版を帰りのバスで読むとか
そういうちっちゃな努力はしてます)

でも、高校生って無責任すぎるよね。笑

大人は私たち(子どもたち)のために、たくさん考えてくれてるんだよ。
なのに、いろいろああだこうだと言う私たち。

それでもいいとも思う。
それが若さだとも思うから。

でも、解決にはならない。
解決するためには、自分たち(学生側)も変わる必要があるんだ。

だから私は、教育を変えるために、大人(先生)に色々言うだけじゃなくて学生も一緒に考える事が当たり前になる社会をまず作りたい。

大人と学生が一緒に何かを良くしよう!って考える中で少しずつお互いの社会を知っていけたら、他人のせいにするのではなく、何事も自分ごととして考える人も増えると思う。

自分で幸せを掴める人が増えると思う。

自分で自分の人生を切り拓く人が増えると思う。

そしたら、幸せに生きれる人って増えるんじゃないかな。

それこそが本来の教育なんじゃないかな。

私の夢の根っこ


私の夢は、日本の教育を変えること

でも、この夢の根っこにあるのは

幸せに生きられる社会をつくるという夢。

私はまだ高校生。

今出来ないこと、たくさんある。

でもその分、大人には出来ない、高校生にしか出来ないこと、

今だからできることは絶対ある。

だから私は今の環境、毎日通っている学校から、変えるんだ。

頑張ってる子が頑張ろうって思える学校に私がしてみせる。

学校なんて小さな世界でしかない。

もっと社会のためにやらなきゃいけないこともある。

社会のために活動している高校生もたくさんいる。

学校外で活動した方が目立つし、カッコよく見える。笑
それに比べて、私がしている学校内で活動は目立たないし、
嫌なこと言われる事だってこれまでにもあった。

でも、最近思った事がある。

目立つ、目立たない関係無いなって。
人を支えて、その人が笑顔でいてくれる事が嬉しいなって。

だから、最近は周りにいる友達が輝けるような環境を
つくるようにしてる。

活動してることが、大きくても小さくても周りにいる人が幸せに
生きてくれるのであれば全然良い。

今も分からないことは多すぎるし、私よりもすごい人は沢山いる。
辛い思いもたくさんするし、これからもっとあるはず。

でもなぜだろう。毎日ワクワクする。
私はなんだかすごく幸せ。

夢は将来叶えるんじゃない。
今できることから少しずつ叶えていくものだって思う。

動いては、迷って、走っては、歩いて。
色んな人と出会っては、別れ、また出会う。
そんなジグザグの道を歩んでいくんだ。

その軌跡はいつか綺麗な星座みたいになる気がするから。

そんな人生でありたい。



















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?