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「とろ火」と名付けた、悩み・考え・本を読み・語り合う、ちょっとした企みについて

突然ですが、企みの名前は「とろ火」です。一緒に悩み、考え、本を読み、語り合いたいと思い、はじめた企み。本を借りられる図書棚を展開したり、つらつら語り合う場所を開いたりしていきます。

名前については下記の投稿で書いたので、ここでは少し違うことを…

今日読んでいた本に「思考の共犯関係」という言葉がありました。さまざまな抑圧のなかで、“人間”ではなく“人形”になってしまう危険性。そこに対抗するためには、「思考の共犯関係」が大切だと。

要は、共に手探りで思考を進めながら、悩み、考え、語り合うこと。ひとりでは放棄したり、分かったつもりにしたりするものを、誰かと一緒に転がしていく。

不確実で予測不能な世界で生きるために…と、そんな大層なことは全くもって考えていません。とろ火をはじめたのは、ただただ、「思考の共犯関係」が欲しかっただけ。言うなれば、この世界を楽しむためです。

大好きな小説『獣の奏者』の主人公は、こう言います。

自分はこの世に生きるものが、なぜこの世にあるのかを知りたいのです。生き物であれ、命なき者であれ、この世にあるものがなぜそのようにあるか、自分は不思議でなりません

小学生のときに刻まれた、このことば。こんなに研ぎ澄まされた純粋さがあるとは思いませんが、似たようなことを考え続けています。そして、何度も躓いてきました。すり傷だらけです。

人形になってしまいそうな自分。その流れに抗うには、僕ひとりだと弱すぎた。だからこそ、とろ火を企みはじめました。

実は、似た活動をオンラインではやっています。(名前もとろ火ではなく、“はしらずとも”と名付けていたり)

ただ、思考の共犯関係は、日々暮らすまちで広げることにも大きな意味があるはず。だから、とろ火は対面での活動しか行わないつもりです。変わるかもですが。

一緒に悩み、考え、本を読み、語り合えたら嬉しいなと願い、ほのかな火を灯していこうと思います。

…と、いろいろ書きましたが、ちょっとした企みをはじめたのでご贔屓にお願いします、ということでした📚



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