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#3 【企画展巡り】マリークワント展から見る社会風刺とファッション

美術館って滑り込みで行きがち。
どうも、教育実習の件は踏ん切りがつけば投稿を消しそうだと思ったので今回が3回目ということで。


1/28 21歳になりました。💗
高校生の時は毎年進研模試の受験日で、悲しく問題を解いた後お祝いして貰ってました。毎年。誕生日って何したらいいかいまだに分からないのですが、今年はゆっくり過ごしたくて、美術館へ❕

ちゃんとチケット取ったのに日時指定までするのを忘れてて当日整理券組になったことは内緒です。

ここが良かったマリークワント展

  1. マネキンとヘアー

  2. 当時の情勢とブランドの対比構造

  3. (番外編)エントランス付近の2名の個展

1.マネキンとヘアー

マリークワントと言われて初めに連想すること、みなさん何ですか?
わたしは

【ミニボブとAラインワンピ】

です。
今回のディスプレイではほとんどのマネキンがミニボブ+Aラインワンピでした!!
(しかもミニボブは前髪ぱっつんかつ前上がりで、サイドの髪の毛が顔周りにしっかり残っているタイプ!)

私の今のヘアーとほぼ同じ!!しかも、私は気合を入れて白ハイネック+黒Aラインワンピという、
通称「マリクワ推しコーデ」で参戦したので、
マネキンのつもりで展示をみていました(ちがう)

展示されている、マリークワントが取り上げられた雑誌の表紙の女の子なんかも、ミニボブとAラインワンピ。この時代に生まれたかったなー!って本気で思いました。

2.当時の情勢とブランドの対比構造

マリークワントというブランドが、こんになにもクリティカルな面を意識して作られたブランドだなんて、この展示に行くまで知りませんでした(反省)

先ほどのマネキンだって、
【⠀ミニボブの⠀】女性
現代から見れば私がそのヘアーをしてるくらい普通の事ですが、展示を見てみれば当時の階級社会でこのヘアーをしてる人って、少なかったんです。

でもマリクワ流行と共に浸透して、雑誌で表紙を飾る頃には、表紙の女性みんな、ミニボブ。

Aラインワンピだって、女性はロングスカートの時代。膝を出すって前代未聞の風潮でした。でも、彼女が提唱したことでたちまち社会のアイコンに。

1966年は、【膝の衝撃】(日本語でこんな訳だった気がする)と呼ばれているみたいです。
そりゃ全く見えなかった女性の膝がいきなり見えまくったら衝撃ですよね~こんな名前もつくわけだ。

大衆から社会への批判のメッセージを適切に受けとり、カタチにして、世に発信する。それに共感し着用した大衆が増えると、社会の流行に。これをビジネスにできるって本当にすごいなあ。

(番外編) 2名の個展がスバラシカッタ。

ミュージアム内で、
栗原由子さん 日本画展「FEAST with MITATE」
鮫島大輔さん  —永遠のマクガフィン—
が開催されていました。

もう、全く作品の系統が異なるお二方の着眼点に頭が上がりませんでした。
栗原さんは野菜の美しさについて。

こちら。ほんとうにかわいい。断面の絵もありました。

これを見て30分くらい一緒に行った友達と
どの野菜が1番美しいと思うかについて語れました。
私意外とカボチャだと思う。いびつなものもいるけどずっしり構えてる感じ。スキ

次に、鮫島さん。こちらも、驚くべき神業。

これ、写真じゃなくて、絵なの。リアルすぎ。

鮫島さんの代表作品はFlatballシリーズという、球体に360°写真のような絵を施しているものなのですが、会場にあった馬?のオブジェが、本当に本当に素晴らしかった。そのオブジェには一つの街が存在していて、家から公園、車なんてものが本当に走っちゃうんじゃないかってくらいリアルに描かれてました。

アートって、奥深い〜❗️となりました。


2023年は、気になる展示に余裕を持って行けますように。

読んでいただきありがとうございました⭐️

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