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監督を始めてから、仕事内容が変わった。実作業を人に任せ、方針を伝えていく。 プレイヤーか…
大きな仕事が来た。 「かぐや姫の物語」 14年ぶりの高畑監督の劇場長編だ。 コンテが描けて、…
やってみると、意外とできた。 初のオープンエンドは反省も多かったが、こなせる量だと知った…
「アニメの仕事ができて、嬉しいなあ」 客の少ない穴場の喫茶店だった。 「……え？」 目の前…
演出を始めたはいいが、戸惑う事だらけだった。 私がいたジブリは、デジタルになってもセル時…
演出の仕事をするには、どうしたらいいだろう？ 2年で劇場１本しか作らないスタジオではチャ…
数ヶ月後、制作途中の面談があった。会社の会議室で、デスクが、アニメーターひとりひとりに制作状況と一人当たりの作業量を説明する。 話し合いの中で、私は、演出に移りたいと同じ訴えをした。先に伝えておかないと、チャンスを逃してしまう。 ところが、彼は呆れたように言った。 「それさ、ただ、今の仕事やりたくない、って言ってるだけだよね」 ショックだった。 演出をやりたいという私の気持ちは、彼には、ただの逃げの言い訳だと思われていたのだ。 「世間知らずのお嬢ちゃんの駄々こね」と決めつけ
アニメーターとして絵を描き始めて、10年。自分の引く線が気持ち悪くなっていた。 アニメは大…
