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本を読むことで出会えた小6のわたし/ ひみつ文庫

先日、娘と連れ立って行った図書館で、何気なく借りてきた小説。
小学6年生くらいの時に読んで、読んだことをすっかり忘れていた本でした。

読み進めて行くうちに、
あっ、これ読んだことある、と思い出しました。


本を通して、「もう、自分の中にはどこを探してもない」はずの、瑞々しい気持ちの追体験をしました。
ここの文章を読んで、主人公と同じように研ぎ澄まされた静かな気持ちになったし、ここの文章で胸の奥が熱く励まされたなぁ、と。


不思議な感覚でした。
懐メロを聞いて思い出す感覚と似ているような。けれど、また別のものでした。
私の場合かもしれませんが、懐メロはその時自分が見ていた情景を思い出し、本だと過去の自分の若々しい思考に出会うようでした。懐メロは当時の自分の外側を、本は自分の内側を追憶させます。


本を読んでいてよかったし、
この先も読み続けたいと思った出来事でした。

そして、この本については、このコロナ禍に再読できて良かったと思いました。
子供がもう少し大きくなったら、勧めてみたい本でした。



本の内容のキーワード5個を、以下に書きます。
よろしければ、どんな本か想像してみてください。

【キーワード】

・千人の小人たちの足音
・屋根の上
・一番しんどい時はだれでもひとりだ
・キオスク
・宇宙の暗闇に飲み込まれないための方法




本の著者や題名の回答は、コメント欄に記載しています。気になる方は、見てみてください。

同じ本を読んだことがある方とは、過去に少し同じ気持ちを共有していたのかな、と想像してしまいます。キーワードから、興味を持って頂いた方とも。
今の私が昔の私と出会ったように、本を通して出会うことができる人もいるのかなと思います。




こちらの記事は、ふらりさんの「#ひみつ文庫」の企画に参加させて頂きました。

私は、懐かしい児童文学にしてみました。
児童文学と言いつつ、図書館では普通の文庫コーナーに置かれていました。大人が読んでも、文章の空気感、言葉のチョイス、懐かしく気恥ずかしいような気持ちの追憶…楽しめる本だと思います。

企画趣旨

キーワードだけでどんな本か想像したり、
タイトルも作者もわからないからこそ、思ってもみなかった本と出会ったり。
すきな本のキーワードを考えるのもたのしそう。
そんでもって、noteのみなさんとも一緒になってたのしめたら、もっとたのしそう。

ふらりさん、楽しい企画をありがとうございます。

みなさんのひみつ文庫、私も楽しんで読ませて頂きます。

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