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【読書OUTPUT】図解 葉隠 勤め人としての心意気 齋藤孝 著②

今朝は久しぶりに雨が止んでいたので散歩が出来ました。

僕は散歩の時にYouTube聞くのですが、今日は大江千里さんのRainという曲にたどりつきました。関連動画からの偶然の出会いがあるから面白いですよね。藤井風さんのカバーがすごく良かったのでシェアします。



前回の続きです。

こちらの本のOUTPUT


④人が集まるのはリーダー次第。心身の充実がリーダーにとって最も大切なことである。

"よき人出来候事は、我が力にて成る事なり。物毎好きの者はあつまるものなり。(聞書第四、五五)"

ー立派な人物が出てくるということは、自分の力でできることだ。何事でも好きなものは自然と寄ってくるものだ。ー

人物を育てるノウハウというより、人間が好きなら人間が集まってくるよ。良い人材を集めたければ自分が人を好きになる事が一番の近道ですよと。


リーダーについて


"勝ちといふは、味方に勝つ事なり。味方に勝つといふは、我に勝つ事なり。我に勝つといふは、気を以て體に勝つ事なり。心身を仕なして置かねば、敵に勝つ事はならぬなり。(聞書第七、一)"

ー敵に勝つということは、まず味方に勝つことである。味方に勝つということは、つまりはおのれ自身に勝つことである。おのれ自身に勝つということは、気を持って体に勝つということである。心身を練っておかないと、真の敵に勝つことはできないー

気の抜けた、だらしのないリーダーには誰もついてこないんですね。


・敵に勝つには?


1. 自分に勝つ 

⇒体を鍛える。心を鍛える。頭を鍛える。

2. 味方に勝つ 

⇒例えば小学校の先生が学級崩壊を起こさせないように4月の初めに気を張って、声を張って、さわやかに、力強く授業を行う。「この先生はすごい」「この先生の前で変な事したら怖い」など生徒にいろんな事を感じさせる。教育とは生徒との気の勝負である事を肝に命じておく。

3. 1,2を実践してはじめて敵に勝てる

僕自身も中間管理職でパート含め90名ほどを担当していますが、この部分はとても共感できました。気持ちが引き締まる思いで読んでいました。


・信頼される上司とは?

声のハリがあり、体のはりがあり、上機嫌であり、決断力があり、責任感があり、自ら動くことができる人間


⑤雑談は大人のたしなみであり、相手の気質を察してそれに応じた対応をすること。

"人に出会ひ候時は、その人の気質を早く呑み込み、それぞれに応じて会釈あるべき事なり。(聞書第二、四)"

ー人に出会ったときは、その人の気質を早く飲み込んで、その人その人に相応した挨拶をしなければならない。ー

「三つ子の魂百まで」という言葉もあり、人の気質というのは人それぞれ。その気質を早く飲み込み、相手に応じた対応をするのがよし。


雑談の基本

1.挨拶+α

2.お互いの利害と関係のないこと

3.相手の話をする

4.否定の言葉は使わない

5.バランスは相手8対自分2

スマートな雑談が大人のたしなみなんですね。

"よき事とて、合わぬ事を言うては無興のものなり。(聞書第一、一五〇)"

ー正しいことがすべて正しいわけではないー

この表現もたしなみスキルの一つを表していると思います。

⇒いいことだからといって、相手に合わないことを言ってはならない。相手にふさわしい話をし、会話は相手に合わせることが大切。相手を気遣い、言わずに話題を変えたり流すことも必要です。

"旬な話題"で"適当”な会話を心がけるってことですね。スマートに出来るようになりたいです。


⑥見逃し、聞き逃す。住みやすい環境にする。

"藻がらなどのあるゆえに、その陰に魚はかくれて成長するなり。(聞書第一、二四)"

ー藻などが生えているから、魚はその陰に隠れて成長することもできるのだ。ー

「水がいたって清ければ魚棲まず」(孔子)といったように、見逃すということは魚でいうと藻がはえている場所に放つということ。魚は藻に隠れてホッと休むことができる。藻のない水槽は一見きれいですが、隠れるところがないため安らげない。
穏やかな気持で生きていくには、少々のことは見逃し、聞き逃す心が大事なのですと。SNSが発展しすぎて相互監視状態にならないように知らないふりするのも大切なんですよと。バリバリ現代に通じる表現ですよね。古典って面白くてこう感じれるところが大好きです。

⑦腑に落ちる感覚を大切にする。

"同じ事を十度も二十度も聞くに、ふと胸に請け取る時節あり。(聞書第二、一三四)"

ー同じことを十度も二十度も聞いているうちに、ふと理解できるときがある。ー

「聞く」というのは、「知っている」と「胸に請け取る」の二種類ある。頭では何度も聞いているかもしれませんが、胸に請け取ることが大事で、その時の言葉が格別なものになる。

量質転化の法則という言葉があります。これは量は積み重ねると、それ自体が質に変わっていくという意味です。ただしその変化する地点は人によって違う。


他にもいろいろありましたが記事としてはこの辺にしておきます。笑

うーん難しい。


これからも自分勝手にOUTPUTしていきます。

よろしくお願いいたします。

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