見出し画像

限りある時間の使い方

仕事に対するスタンス変化に繋がった一冊。
本の内容と残りの週間が計れるサイトを紐づけて。
「今日は特に何もしなかった休日だった」


■人生は短い。

人生は短いのだから、時間をうまく使うことは人類の最重要課題である。

80歳まで生きるとして、人生はたったの4000週間。
90歳まで生きても4700週間。
歴史上もっとも長生きした人と同じ122歳まで生きたとしても6400週間。

-「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン

忙しい。時間が無い。time management / lifehackでは何も変わらない。
「時間が無い」という問題は解決しない。
現代人は誰しも、限られた時間のなかで、増えつづける仕事をなんとか捌こうとしている。
どんなに工夫してより多くのタスクをこなすことに成功したとしても以前よりもさらに忙しく、かつ空虚な気分になる。別のタスクが積み上がっていく。仕事が”できる人”には仕事が集まる。
そもそもタスクがゼロになる完璧な世界がやってこない。

□問題の本質は「限られた時間を思うように活用できていない」という感覚にある。
現代人は、タイムマネジメントによって、時間を完璧にコントロールできるという幻想に縛られている。
だが、時間をコントロールしようと思えば、時間のなさにいっそうストレスを感じる。
思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる。
制約から逃れようとすることで、より制約に縛られてしまうのだ。
重要なのは「すべてを手に入れることはできない」と認める事。

■一番人生を充実したものにする方法は人生が短いことを受け入れ、限られた時間を自分で選んで使うこと。

□可能性を狭めると自由になれる
タスクを上手に減らす3つの原則
まず自分の分を取っておく
②「進行中」の仕事を制限する
③優先度「中」を捨てる

□人生には「今」しか存在しない

・「時間をうまく使おう」という考えは、今を理想的な未来に辿り付くための単なる通過点になってしまう。(そんな未来は実際には永遠にはこない)
・大英博物館でロゼッタストーンを目の前にして、スマホばかりみる行為は、今まさに生きている人生をSNSにアップするための準備に使っている例である。
このような未来思考の態度は、「いつか何かをしたら」という考えにつながりやすい。
「いつか何かをしたら」というマインドの人は、まだ大事なことが達成されていないせいで現在の自分が満たされないのだと考える。
この考えは現在を永遠に先延ばしにする考え方である。

□失われた余暇を取り戻す

私たちは休みを「有意義に使う」とか「無駄にする」という考えをする。
将来に向けて何らかの価値を生み出さないものは、全て単なる怠惰でしかないと。
でも本当は、余暇を「無駄に」過ごすことこそ、余暇を無駄にしないための唯一の方法なのではないか。

□忙しさへの依存を手放す

・世界はどんどん加速し、私たちは超人的なスピードで動くことを期待されている。その速度に追いつけなければ、幸せもお金を手に入らない気がする。自分が置いていかれないかと怖くなり、安心感が欲しくてもっと速く動こうとする。
・自分の無力さを認めて、不可能を可能にする無駄な取り組みと放棄したとき、人は実際に可能なことに取り組むことができる。
まず現実を直視し、それからゆっくりと生産的で充実した生き方に向けて歩き出す。

□留まることで見えてくるもの
忍耐を身につける3つのルール
「問題がある」状態を楽しむ
②「小さな行動」を着実に繰り返す
③オリジナルは模倣から生まれる

□時間をシェアすると豊かになれる
自分のスケジュールを緩めて、ルーティーンを崩して、家族や友人、地域の人たちと一緒に行動してみよう。すると、時間のコントロールを独占するのが最前の策ではないことに気づくかもしれない。

-「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン

■有限性を受け入れるための10のツール

1.「開放」と「固定」のリストをつくる
2.先延ばし状態に耐える
3.失敗すべきことを決める
4.できなかったことではなく、できたことを意識する
5.配慮の対象を絞り込む
6.退屈で、機能の少ないデバイスを使う
7.ありふれたものに新しさを見いだす
8.人間関係に好奇心を取り入れる
9.親切の反射神経を身につける
10.何もしない練習をする

■さて、あなたの時間はあと何週間残っているか?

あとどのくらいあるかを可視化してみる。

FailFlow

そして、残った限りある時間をどう使うか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?