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詩 No.052 銀の海

道に落ちた灰色の破片
ひしゃげたトンボ
ふりかけみたいに散らばる

生きていたのに
死んだとたんモノになる
痛みもなく分解される

日がのぞく

破片は波打つ
穏やかな波
それは銀の海

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