詩 No.011 映る私
蒸し暑い雨の中、
私はたくさんの私を見た。
それは、雨粒に映る私の姿。
どれも違う姿をしている。
この雨粒の中に”本物”はいるの?
つかもうと手を伸ばす。
たくさんの粒は砕け、たくさんの私は消える。
つかめない。
雨が上がった。
”本物”はつかめなかった。
つかもうしたら砕けた。
”本物”の私はわからない。
だけど、私は映っていた。
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こんにちは、菫色(すみれいろ)です。ナンバリングが二桁になってから初めての投稿です。このまま順調に20にいけるよう頑張ります。
私の詩を眺めていると、一番最初に作ったものとはずいぶん形が変わったなと感じます。まあ、最初は見切り発車で始めたので詩の作り方も分からず、完全に手探り状態でした。
回を重ねるごとに、詩の形式として一定の形が作られていっているような気がします。さながら、自分の方程式を作っているような気分です。この方程式は自分でも未だ把握できていません。しかし、最終段落で詩の物語を落とすことは共通しているのかもしれません。
今度、10日間、詩を作ってわかったことをまとめてみるのも良いかもしれませんね。
トップ画像は フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんからお借りしました。
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