僕がコミュニティマーケティングをやりたいと思うまで④立ち直り中

前回まででは、ブログを起点にしたマーケティングを実施していたところまでした。
展示会とかも出ていて、自分史上マーケター全盛期だった気がします。
今回はITPの波がきたところからです。

ちなみに1回目はこちらなので最初から見ていただけると嬉しいです。

ITP・・・つよい

ITPとはIntelligent Tracking Preventionの略です。
が、僕も正直よくわかりません。
ただ、僕らの事業に関連してすごいざっくり言うと、「この商品見てましたよね？」っていうリターゲティング広告配信で必要になるユーザーデータをSafariブラウザでは使えなくなってしまった、て感じです。

で、日本ってiPhoneユーザー多いからSafari率が高いんですよね。
どこかの調査結果だと、日本のモバイルシェアの6割強がSafariだそうです。

僕たちリタゲの事業部で当然日本で展開していたものですから、これが結構売上に響きました。
そして事業部では新規でクライアント獲得していく施策はあまり注力しないという意思決定が行われたんです。

新規クライアント獲得のためにやっていたブログやマーケティング施策でしたし、言ってしまえば効果が出る前のマーケティング部署はコストセンターでしかありません。

この部署がもういらないということになりました。
これ聞いたときは本当に、よくわからない感情でした。
でもしかたない。そう思うしかない。

例えばユーザーのことを考えてスマホの利用環境を良くするために、Appleが仕様変更したのであれば、リタゲってやっぱり迷惑だと思われていたんでしょうか。

ちゃんとレコメンドしたり、買い忘れがあった時に広告が出てきて思い出させてくれたなら、リタゲって「よくぞ出してくれた」なんて言われる広告だったんじゃないかと思うんです。

でもどうやらそうじゃなかったみたいで。
僕自身は今でもリターゲティング広告はすごいんだ、と思っています。
だってすごい。

Appleにしたらちょっとした仕様変更なんでしょう。
だけどこれだけ自分たちの身に変化が起きている。

プラットフォームに依存したサービスには危うさがあることを学びました。
と同時にプラットフォーマーであるGAFAにぶつけられない怒りみたいな、悔しさみたいな、そういうのも感じました。
いやGAFAのサービスはめちゃめちゃ良いし、iPhoneユーザーでもあるんですけどね。

転職するけどやっぱり戻る

で、この時実は別の会社に誘われていて。
虚しさとかあったし、次に行ってそこで頑張ればいいやって思ったので転職することにしたんです。

送別会してもらったり（自主開催）、色々プレゼント的なのももらってとても嬉しかったですね。2018年1月のことでした。

で、そこからはもう。

気づいたら2019年6月で、再びファンコミに戻ってきていました。
いや、気づいたらっていう、一言にするにはあまりにもいろんなことがあったのですが。

代理店や事業会社などいろんな会社に所属させてもらって。
休みつつでしたが、この時も良い出会いもあったし、学びが多い時期でした。
この辺りのこともnoteで書く機会あれば。

ファンコミに戻りたいと思ったのは、やっぱりその時の部長の元で働くことが、自分が一番バリューを出せるんだな、と思えたからです。
実際そうでしたし。
やりたいこととか、挑戦したいことではなくって、自分が一番頑張れるところにいる、っていうの本当に大事だと思いました。
他の会社が合わないみたいなところも、まぁ、なくはないですけどね。

ファンコミ戻ってからは当時所属していたリタゲサービスを終わらせる業務にあたったり、並行して新規事業を考えたりしました。

新規事業について、これは社内の新規事業コンテストみたいなのに出すためでもあったんですが、リタゲ終わっちゃうのでなんか新しくやらないとねってなってたからです。

新規事業を考えるうえで、様々なサービスを調べていったんですが、特にすごいと思った、キーワードっぽいものが「オンラインサロン」「クラウドファンディング」「口コミによる効果」「ファンによる推奨行動」の4つです。

なんかキリがいいんで短いですがここで終わりにします。
次でやっと終われそうです。
最後までお付き合いいただければと思います。
あ、最後っていうのは、なぜコミュニティマーケティングをやっているか、その振り返りnoteのってことです。
引き続きよろしくお願いいたします。