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自分の人生は自分のもの

私の育った家庭は、傍から見るとちょっと変です。

自営業だったためか、家族の会話は仕事の内容だけ。

学校であったことを話しても真摯に聞いてもらえない。

逆に親が一方的に命令する。

5歳位までは、それなりに家族らしい生活もしていましたが、私が小学校に入学してからは先のような仕事の会話ばかり。

親子、というより、経営者と雇われ人な関係です。

それが当たり前だと思っていました。

社会に出るまでは。

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乳幼児期に親と愛着関係を築けなかった子どもは、人間関係においてつまづく傾向にあると説いたのは、心理学者ボウルビィです。

これを心理学では「愛着理論」と呼びます。

乳幼児期、と言ってますが、私は児童期までが重要じゃないかと考えています。

なぜなら、実際つまづいた私がいるから。

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小学校に入学すれば、少しずつ子どもが親の手から離れていきます。

と言って仕事中心にして子どもを放置するのは問題です。

放置で子どもは無意識の中で寂しさやストレスを募らせます。

そして問題行動を起こしていくのです。

私の場合もそれなりにありました。大事ではありませんが。

そこは元々の生真面目さが幸いしたんでしょう。

でも、最終的にいじめを引き寄せた。

今はそう理解しています。

親と本音で話せなかったし、親の過去も本音も未だに知らない。

信頼関係が築けなかった。

いじめも拍車をかけた。

こんな環境で過ごした訳ですから、どうしても他人を心から信じられませんし、嫌われるのが怖いから、上辺な付き合い方しかできないんです。

人と人との距離感が全くわからないのです。

それを強く実感したのが、社会という現実。

どうしてこんなに生きづらいのか・・苦しんで苦しみまくりました。

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苦しみを乗り越えたい。

でも人に相談できない。深く関われない。

だから私にとって、本は唯一の救いでした。

様々な心理学に関する本や、教育心理学などから、何年もかけて答えを導き出せました。

それは・・


子どもには何の非もありません!

問題はすべて親にあるのです!!

子どもの未来を、親が潰しているんです!!


だから!

あなたは悪くない!

一人で苦しみを抱える必要はありません!!

うまく人間関係が築けなくても、この世の中は優しいです。

泣いているあなたに、必ず手を差し伸べてくれる人がいます。

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加藤諦三先生は、ご自身が出演されている「テレフォン人生相談」で、よくこのような言葉を相談者さんに投げかけています。

子どもの問題は夫婦関係の問題を映し出す

加えて

「親も不完全だったんだよ」

かつてそう職場の方に諭されました。

なるほどと思いました。

目に見えて仲が悪そうに見えてなくても、実際のところ両親の仲は良くなかった。

それが無意識に子どもに伝わる。

問題行動になったり、子どもが気を遣うような行動をしたり。

・・・悲しいですよね。

結局、大人の勝手な行動や考えが、子どもを不幸にしているんじゃないかって、私は思うんです。

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愛着が上手に築けなかった人が抱える症状を「愛着障害」と言います。

私もその症状を持っています。

それが分からず傷つけられるたび「自分のせいだ」「自分が悪いんだ」っていつも自分を責めました。

背負い込んでいたら、手放しましょう。
その気持ちも、その感情も。

親や、過去に自分を苦しめた人々を恨んでいても、なんにも解決しません。


過去や今に苦しんでいる方に一つの言葉を送ります。

辛いことを恨むな。恨んでも何も変わらない。
恨むよりも、許せ。
許すと世界は一変する。
他人も、そして自分も許せ。不完全なのが人間なのだから。


今日から、いや、今からでもいいです。

許してあげましょう。
そうしたら必ず目の前が変わります!

うーん、ぶっちゃけトークでしたが、重い話でスミマセン。

思いが伝わったら嬉しいです。

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