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「おふでさきの物語」 第五章 その2

 この話は大切な真実の話です。神様の声にまず耳を傾けた者たちは、しっかりとこの話の意味を考えなければなりません。この話を理解したならばこの世界のあらゆることが、まったくこの話と同じであることが分かるでしょう。今までは、どんなに歩みが遅くともゆっくりと見守ってきましたが、間もなく大きく道が広がるのです。ここでしっかりと急いで頑張って貰わなければなりません。今急がないとダメなのです。この道の歩みは他のさまざまな歩みとは全く意味が違います。この歩みこそ、未来永遠に続いていく、神様が理想実現のために自ら始めた本当の歩みなのです。ではこの歩みを進めてゆく人々は、どうやってここまでやってきたのでしょうか。みな自分自身の意志でやってきたと思っているかも知れませんが、神様が夫々の身体に印をつけて、さまざまな形でここまで呼んできたのです。この印のいうのは神様からの手引きであったり意見であったり、或いは立腹であるかもしれません。それらはみな自分自身が胸に手を当てて神様の心を自分自身のこれまでの生き方を照らしあわせて考えていくことが大切なのです。
 今伝えている話を聞いている者はどのように受けとめているのでしょうか。どうしてこう何度もくどくとと言うかといえば、すべて人間が可愛いからこそこれから先の未来を案じていうのです。それぞれの人の身体に表れた意見や立腹が、どれほど厳しいものであったとしても、それらが救われないということはありえないのです。
 たとえば人間同士の親子関係を考えてみればよく分かると思います。自分の子供に対して、ときに腹をたてることがあるのも、すべて我が子が可愛いからこそ、その子の未来を案じて腹を立てるのです。しっかりと考えてそうして心しっかりと定めて神様の声についてきてほしいのです。そうしたならば、きっと未来には素晴らしい道が開けてくるのです。今までは、神様の声を理解していなかったこともあって、少々心が違っていても黙って見守っていました。でもこれからは神様の声に耳を傾ける人々の心の掃除をしてくので、そのことをしっかりと肝に銘じて欲しいのです。どうして心をしっかりと掃除しなければいかないのか。そこにも深い神様の考えがあります。それは早く神様の声を聞く人々の心の掃除をしないと、神様の声を、もっと深く理解することができないからなのです。そうして神様の心をしっかりと理解したならば、この世界を創造したときと全く同じ働きをあらわす、大切な「祈り」を教えていこうと思うのです。

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