懐かしい手触り

2023.10.17


手書きノート短歌集

きょうは、『猫と生活』を1冊、作ってみた。
全42首をなぞり書きする、という作業。
1冊1時間強くらいで書けるけれど、老眼鏡を書けないと目がつらい。でも、なぞり書きだと間違える心配がないから、それは結構気持ちが楽。
フォント(クレー)で打ち出して、それをなぞっているんだけど、ちょっとフォントサイズが小さくて、結局自分の筆跡になっている印象。

きょうはコピックの0.05で最初書いてみたんだけど、ちょっとしっくりこなくて(あと先がすぐに潰れてしまって)無印の0.3のペンで書いたら、わりといい感じだった。なんか細くて、ヌルヌル書けるようなペンがよさそう。ちょっと探してみる。
でも、なんか、思っていたよりもできそう。

縁路はるばる

きょうは、『猫と生活』の作業の後、夕方からはいつものあつぎのえいがかんkikiで上映されていた香港映画「縁路はるばる」を観た。

この映画、なんで観たかというと、映画の紹介文がこんな感じ。

28歳のITオタク・ハウは平凡だが温厚な内向的な性格。ある日突然、それぞれ個性の異なる5人の魅力的な女性と知り合うチャンスを得る。しかし5人の女性たちはみんな、「都会から離れた僻地に住んでいる」という一風変わった共通点があった。ハウは彼女たちに会うために、香港中を旅することになる・・・

あつぎのえいがかんkikiのサイトより

僕はカーチェイスが苦手なんだけど、主人公がいろんな場所に旅をする映画は好きなのだ。

「LIFE!」とかね。

「縁路はるばる」も、香港の田舎町が観られるってことだろう、と思って観に行った。実際、香港の田舎町の感じ、とてもよかった。

ストーリーは、香港版「モテキ」みたいな印象。
ただ主人公が森山未來みたいに実はかっこいい感じじゃなくて、本当に朴訥とした垢抜けない若者だったのが、よかった。描かれているのは現代の若者の話なんだけど、なんとなく、懐かしい手触りの映画だったな……。
あと女性がそれぞれとても魅力的だった。
香港は、政治的に不安定な感じで、それが随所に顔を出す。香港の事情にもう少し明るければ、もっと楽しめたかも。

この「いちばん好きな花」の「嫌な人の描き方」の話は、なるほどな、と思った。ひとことでいうと「鼻につく」感じは、確かにあるかも。
こういうの的確に言い表せるのは、じゅうぶんすごい能力だな、って思う。僕はもっと「ぼんやり」とドラマを観ているから。

未知の猫

きょう、妻が我が家の近所で未知の猫を見かけたらしい。寒くなってくるから、どこかで暖が取れていますように。ごはんももらっていますように。もらえてないのであれば、我が家にたどり着きますように。

そんなそんな。