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いまだに僕を支えている

こんばんは、さもです。
いずれ書こうと思いつつ、なかなか言語化できずにいたBUMP OF CHICKENの「天体観測」について今回記事を書きます。
よろしければおつきあいください。

予期せぬ雨が降った話

この曲がリリースされた頃って、藤原さんたちは二十歳そこそこだったと思いますが…!曲の中の情景描写がうますぎて衝撃でした…!!狼が吠えてるような、低音域の藤原さんの歌声もかっこよくて。テレビの音楽番組のランキング?かなんかで初めて耳にしましたが、とにかく素敵な曲だなと心が震えました。


今まで当たり前であったことが、覆されて、それに対してとっさに対応できなかった。「君」の手を握ることができなかった、それを「痛み」と捉えて、「君」とは疎遠になってしまったけれど、「今」もその「痛み」が自分を支えている。「イマ」というほうき星を、「今も」ひとり追いかけている。
個人的には切なくて、カラオケで歌うたびに年々沁みてくるなと思います。
そうそう、藤原さんはどこかの媒体で昔、この曲は「予期せぬ雨が降った話」とおっしゃっていたと思います。

あと「君」に関する描写が少ないですが、あくまで「君」は他人だから、うまく察することができなかったり、あるいは本当にどう思っているかはわからないとか、藤原さんはいい意味で諦めていそうだなと私は個人的に思います。

「僕」の真っ直ぐで強い想い


この曲の「僕」は、真っ直ぐで必死だったんだろうなと私は想像します。「知らないものを知ろうとして望遠鏡を覗き込んだ」、それはなにか理解したいこと、あるいは理解できないことがあるけど、「わかりたい」「理解したい」と強く思った。そこから「痛み」を知って、それが「今でも僕を支えている」。その「痛み」は消えないけれど、大切なものとして、あり続けて。「イマというほうき星 君と二人追いかけている」に結ばれると。書きながらなんだか涙目になってきました…。

「僕」の「君」に対する想いが重い!!でかい!!だけどそこがいいのです…!!!!
友達とか、近しい人に対してここまでの気持ちになれるか、って相手やその時の関係性とか、状況とか色々に影響されるとは思いますが。それでもかけがえのない存在と記憶、だったんだろうなと。


それから

パッと聴いたところだと冒頭の重ねられたギターの流れ星みたいなイントロとか、サビの星がきらめくみたいな盛り上がりとか、終盤の「背が伸びるにつれて…予報外れの雨に打たれて…」のくだりの静けさとか、コントラストもあって聴き応えもありますね。大好きです。

あとカラオケで歌っていて、「天体観測」って「走り」がちだしなんとなく焦るんですが(私だけかな?)、その過程、AメロとかBメロとかがとくに大事だと思うので、キーはめちゃ低いけど、丁寧に歌いたいといつも思っています。

私はBUMP OF CHICKENのライブは、2016年の日産スタジアム公演以来行けていませんが、今の藤原さんはどんな風に歌うんでしょうね。
今のBUMP OF CHICKENは、どんな風にこの曲を鳴らすんでしょうね。

なんだか想像してドキドキします。

よくわからない文章になりましたが、ここまでお読みいただいてありがとうございました。




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