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自分が物語の一部なんだな、と、思う瞬間

たまにふと、自分の生きている時間を客観視することがある。

突然、自分という存在から離脱して
俯瞰して自分を見ているような感覚に陥る、というか。

お皿を洗って、窓を眺めて、窓から見える電車を目で追って
その風景を眺めている自分を、カメラのレンズから覗いているみたいな。

自分が物語の一部なんだな、と、思う瞬間。
自分の物語としては、主人公なんだけれど
どこかその物語も、もっと大きなストーリーの一部なんじゃないかって。

そういう感覚をとらえた時に
自分が書きたい言葉が浮かぶことが多い。

そのほとんどはタイミングを逃して
言葉を手のひらからこぼしてしまって
最後までカタチにすることなく、失ってしまうのだけれど。

言葉の先にあるものを、もっと視たい。
ただ、純粋に、それだけ

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