どの程度"あちらの世界"に意識を向けたらいいのか・ベストバランスと正しさ

意識の活用やスピリチュアリティーを日常に即して語るとき、真実そのものでない「たとえ話」や「仮の表現」が必要になる。そうでなければ今の時点で伝えたいことの意味が通らず、意味が通らなければ理解を共有することが難しいからだ。
本当は異なるものをすでに知っている何かになぞらえるという点で、これは翻訳の作業に似ている。イコールの関係ではないものも仮に用いて、「近い何かを想像をしてもらう」のだ。言葉による説明やたとえとしてのストーリーはこのように理解の「かけ橋」になる。
ただし真実と異なる「差」の部分は、実体験や自分自身を知ることによって最終的には本人だけがぴったりと会得できる。

この記事でも便宜上「あちらの世界」という言葉を使うが、実際にはあちらとこちらという区分けがある世界は存在していない。すべてがあなたの意識の中にあるのだが、私たちの「今」スタンダードになっている体験上では「この世とあの世」という表現があるように、物理的知覚(と、私たちが定義してそのように信じている世界)と非物理的知覚については分けて考えられている。共に見えて、触って、聞いたり嗅いだり味わったりできるもの、それを「この世界」と信じているのだ。
「共に」というのは実は十分怪しい定義であり、それぞれがそれぞれの世界の中で「共にそうしている」という体験を作っているのだが、それは今回の本題ではない。

あなたがスピリチュアル分野や精神世界と呼ばれるジャンルに興味を持つ人ならば、普段の日常生活と、いわゆる自分の意識の内や「別の次元」で今のところは展開していると感じられる体験との間で、前者を「こちらの世界」と呼ぶとして、どの程度後者である「あちらの世界」に意識を注いだらいいのかと気になったことはあるだろうか。

もう少し具体例を挙げると、こんな経験に心当たりはあるだろうか。
「あちらの世界」に意識を向けすぎて、なんだか非現実を生きているような感じがしてきた……こちらの世界への興味や日々の体験の鮮明さ・現実感が薄れてきた……など。一時的であればそんなプロセスも楽しく味わえばいいが、あまりに長くそれが続くという場合「やらなくていいことをやりすぎ」になっていないか注意を払ってみよう。

まずは、以下のことから「確認」として思い出してみよう。
あなたに必要な何かは、すべてここにある。
あなたが理解する必要のあること、知る必要のあることはすべて、あなたの人生に現れる。

ある言い方をすれば、「取りに行かなくとも必ずここにある」のだ。

しかし誤解しないでほしいのは、「人生」を物理世界のみに限定する意図はないということ。
これを踏まえて上記の内容はどういうことなのか、あなたの人生への理解を「あなた仕様で」生かせるよう、詳しくお話ししよう。

人から見たら「特別に」精神世界に意識を向けることになる3タイプ

あくまで今回の話題では、現状における一般のスタンダードを想像しながら「その中では、このタイプに該当」という指摘をする。
それぞれ異なる人生の中で明らかに、精神世界・スピリチュアル分野に多くの情熱を注ぐことになるタイプがある。
それは人生の計画、おおまかなセットアップとして本人がそのように決めているのだ。これすらも変更可能とはいえ、人生を貫く目的に関わる内容であることから、変更することはまずないと予想できる。

私たちは常に創造者であるのだが、あえて選んだ設定を活用して人生を体験していくことは「このゲーム」の醍醐味だ。
そういうわけで、生まれながらに精神世界やスピリチュアルの分野に意識を(その人の生きる時代の周囲の人々や社会よりも)多く向けやすいタイプというのは存在する
必ずしも本人がそれを自覚しているとは限らない。表層でそのことを認識しているとは限らない。

これから挙げる3つのタイプがそれに該当するが、どれか1つだけがあなたに当てはまるとは限らず、複数またはすべてが合致するという人もいるだろう。
先にこれを挙げることであなたの自覚や「自分に対する許可」を強化してもらい、次に、あなたの意識の向け方のベストバランスについて話をする。

なお、今回の3タイプに、趣味や娯楽として「日常のスパイスのようにときどき精神世界やスピリチュアルの分野に接する」という人は含めていない。
その場合、冒頭でふれた「バランスの問題」に行き当たることはあまりないからだ(趣味は趣味として物理世界を優先している人が多い)。

あなたは精神世界への関心を強く持ち、近しい人たちはそうでない場合

それから、どのタイプにも該当せずスピリチュアルや精神世界分野にずっと関心がないという人があなたと近しい関係にある場合の話もしておこう。
あなたが自分の興味や体験を深めていくうち、あなたの交流している相手も自然とそこに何らかの関心を持つことはあり得るが、あなたから「同じものへ関心を持つように強制しないこと」が大切だ。
その人にとっての最適な設定、人生のフォーカスがある。
むしろ、あなた自身どんなときでも「そのままの相手」から学ぶことがあるということを覚えておこう。

スピリチュアル・精神世界分野に強くフォーカスが向きやすい3タイプ

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