「傍点」同人

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記事一覧

SEIKOは自らつかむ新社員

森
11日前

ケーキ屋で手渡されたる紙袋きっとチョコケーキかリボルバー

森
11日前

うにいくらあわびの光る新年会

森
3か月前

浮浪に鼻歌まじる初仕事

森
3か月前

大みそかだよ!ドラえもん俳句祭り

ドラえもんから手渡されお年玉 少年の目に星枯木にぶつかって 狸ではないとこだわる枯野かな どなりつつカミナリさんが掃き納む ドラえもんの二の腕ゆたか寒時雨 枯葉…

森
4か月前

矢印の先は東京年忘れ

森
4か月前
3

窓ぎわのサンタの瞬いて光

森
4か月前

傍点 おぼろおでん・家おでん句会

セーターが暖簾を割ってコンバンハ まなざしの棟梁のごと大根むく 白滝のおまけ一本おでん汁 箸先の磁肌に軽きおでんかな 好きなものだけ好きなだけおでん汁 油紙解き…

森
4か月前

傍点 インスタ#真っ赤な秋句会

爽やかに赤絨毯を横切りぬ 四カ国語で禁じられ秋日和 赤ひとすじ快速で過ぐ芋畑 赤い針0に戻って南京豆 さつまいもでもスーパーになるマリオ

森
4か月前

傍点 夏休みの宿題句会

つま先が白線をゆく阿波おどり うなだれてうなじの太き日輪草 牛串が顔を引っぱり大花火

森
4か月前

biwa夏雲句会12月

冬あたたか三倍速で手をふられ 冬の日を焼き上がるシュバイネハクセ つやのある口ややひらき古暦 冬の灯にホールケーキの半々に 四コマ目吹き出しのない暦果つ 順繰り…

森
4か月前
1

biwa夏雲句会11月

上ずって盛り上がってますか小春 前輪がぎりぎり銀杏を避ける 玉杓子おでんのかたちなぞるごと (赤)HOTEL(青)クリスタル冬めける 髪の根をつめたい指の入れら…

森
4か月前

biwa夏雲句会9月

唇に人差し指のさはやかに 秋の水オールの白くあらわれて 秋の日を等分にする加工肉 白線の踏むたび白し阿波おどり 桃の香をのぞきこむように抱いた 冷やかにウィドマ…

森
4か月前

biwa夏雲句会8月

朝凪の犬の高さで聞く話 みんみんと子供が振りし万国旗 夏雲の先を指差すボランティア 書家とゆく町一番の涼しさへ 深々と影折れ曲がる夏の昼 緑陰に開場を待つ霊と人…

森
4か月前

biwa夏雲句会7月

手あそびのまだ眠そうに日輪草 首のよきところを握り扇風機 垂直に皿が置かれて川床涼み 中継の2秒遅れて夏着干す 直球のすこし見えてくるナイター なりたいとAIが…

森
4か月前
+1

白息の推しからもらう健康茶

森
5か月前
大みそかだよ!ドラえもん俳句祭り

大みそかだよ!ドラえもん俳句祭り

ドラえもんから手渡されお年玉

少年の目に星枯木にぶつかって

狸ではないとこだわる枯野かな

どなりつつカミナリさんが掃き納む

ドラえもんの二の腕ゆたか寒時雨

枯葉手に3の口して立ちつくす

テレレテレレテレレではない大晦日

人と猫同じ瞳の炬燵かな

ユニコーンのお産手伝う御来光

鼻赤きコピーロボット冬日和

おしっこにふたりは冬の山に入る

ボーナスに手渡されたり変な笛

しばれたる二

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傍点 おぼろおでん・家おでん句会

傍点 おぼろおでん・家おでん句会

セーターが暖簾を割ってコンバンハ

まなざしの棟梁のごと大根むく

白滝のおまけ一本おでん汁

箸先の磁肌に軽きおでんかな

好きなものだけ好きなだけおでん汁

油紙解きほどく夜のシュトーレン

傍点 インスタ#真っ赤な秋句会

爽やかに赤絨毯を横切りぬ

四カ国語で禁じられ秋日和

赤ひとすじ快速で過ぐ芋畑

赤い針0に戻って南京豆

さつまいもでもスーパーになるマリオ

傍点 夏休みの宿題句会

つま先が白線をゆく阿波おどり

うなだれてうなじの太き日輪草

牛串が顔を引っぱり大花火

biwa夏雲句会12月

冬あたたか三倍速で手をふられ

冬の日を焼き上がるシュバイネハクセ

つやのある口ややひらき古暦

冬の灯にホールケーキの半々に

四コマ目吹き出しのない暦果つ

順繰りに席つめられていくおでん

浜辺美波沢口靖子暦果つ

冬木立よりも大きいまたあした

biwa夏雲句会11月

上ずって盛り上がってますか小春

前輪がぎりぎり銀杏を避ける

玉杓子おでんのかたちなぞるごと

(赤)HOTEL(青)クリスタル冬めける

髪の根をつめたい指の入れらるる

小水の湯気ひとりぼっちのひとへ

回廊に揃ひて凍てし責道具

泣きだした顔顔顔の大縄跳

biwa夏雲句会9月

唇に人差し指のさはやかに

秋の水オールの白くあらわれて

秋の日を等分にする加工肉

白線の踏むたび白し阿波おどり

桃の香をのぞきこむように抱いた

冷やかにウィドマンシュテッテン構造

誇らしく十月の啄木の文

藁塚がクロード・モネを待っている

biwa夏雲句会8月

朝凪の犬の高さで聞く話

みんみんと子供が振りし万国旗

夏雲の先を指差すボランティア

書家とゆく町一番の涼しさへ

深々と影折れ曲がる夏の昼

緑陰に開場を待つ霊と人

猿酒を掬ひし右の頬の泥

夏見上ぐ輪になって死体になって

biwa夏雲句会7月

手あそびのまだ眠そうに日輪草

首のよきところを握り扇風機

垂直に皿が置かれて川床涼み

中継の2秒遅れて夏着干す

直球のすこし見えてくるナイター

なりたいとAIが答える小暑

パイナップル串をななめにしたたるる

ユーミンのかたちにひらく揚花火