面接官の質問や振る舞いが入社の決め手にも内定辞退の理由にもなる
求職者が面接などであなたの会社に初めて来たとき、一番深く長く話をするのが面接官です。
面接官がどのような質問をするのか、面接官の立ち振る舞い、態度などが良くも悪くも求職者にとってその会社の印象になります。
┃面接官もしっかりと準備をして臨む
求職者は、人生の大きな転機として転職を決意し、または就職先としてあなたの会社を選んでエントリーしています。
求人企業としてはその気持ちをしっかりと受け止めて、もし、採用をしたらその人の人生を預かるのだ、という思いで採用選考に臨む必要があります。
中小企業では、採用選考自体不慣れなことも多いのも事実ですがそれを言い訳にするのは求職者に対して失礼です。
「面接に慣れていないもので・・・」
「急に面接やれと言われてしまって・・・」
など、本音か照れ隠しかわかりませんがこのようなことを求職者に言ってしまう面接官もいるようですが、そのようなことは絶対に止めましょう。
┃求職者を見抜こうとする前にやることがある
特に中小企業など知名度がない会社の採用選考、面接では求職者を見抜こうとする前にやることがあります。
それは、自社のことを知ってもらい「なんとか選考を通過して入社したい」と思わせる、思ってもらうことです。
その視点を忘れて「しっかり見抜かないと」という意識のまま、面接に臨んでしまうと失敗します。
優秀な人材だ!と感じて採用内定を出したとしても求職者からお断りされてしまいます。
求職者から内定辞退をされてしまう原因は、
「他社の方が魅力的だった」
「あなたの会社に魅力を感じなかった」
ということが考えられます。
例え、自分のやりたい仕事と違っていたとしても「考えていたのとは違うが面白そう」「自分が成長できそう」と感じれば、逆転で入社してくれるかもしれないのです。
印象やイメージを覆し、逆転で入社にこぎつけるためには、見抜くだけの面接では不十分なのです。
┃面接の型を意識して練習する
ここで、「入社したい」と思ってもらえるような面接の型を一つ、ご提案します。
○従来型の面接
①求職者の自己紹介
②求職者が志望理由を述べる
③求職者が自己PRをする
○入社したいと思ってもらう面接
①面接官の自己紹介
②会社のPR
③求職者の夢や目標を聞いて自社でそれが達成できるか確認
どうでしょう。従来型の面接では求職者に対していきなりいろいろしゃべってください、というものだった面接が後者では180度視点が変わっていることがわかります。
┃まとめ
これからの採用市場は、人材不足が深刻化していきます。
その中でも人材を確保していくためには、選ぶ採用選考から選ばれる採用選考にシフトしていかなくてはなりません。
そのためにも面接に対する考え方の変化は、とても重要になります。
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