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思春期の息子が泣いた日

こんにちは、なつねぇです。
今日は思春期真っ盛りの長男(中2)が、一つ成長したお話。

土曜日部活から帰ってきて昼食を取ろうとした息子が、
悔しそうな顔をしながら目に涙を溜めていました。

こういう時、どうしたの?って聞くべきか、
彼の男としてのプライドを尊重して気が付かないふりをするべきか悩むんです。

でも、毎日楽しそうに過ごしてる息子が、泣くって相当の何かがあったんだな、ただ嫌なことがあっただけじゃないんだろうなと想像して、

「部活どうだったー?」

と、聞いてみたら

『顧問の先生にみんなの前で怒られた。なんで俺だけ怒られるんだよ…』

ポツリポツリと話し始めてくれました。

『もう部活辞めたい。面倒くさい。』

おお、これは穏やかじゃないな。
長男は中2で、バスケ部の部長。バスケ部の中心的人物で、みんなを引っ張る立場の彼が、そう言うって相当な何かがあったんでしょう。

「私は君のこと怒ってないからね、落ち着いて話してみて?」

私はあえてこう言いました。
顧問の先生(大人)に怒られたから、私も同じように怒るかもと思いがちな、思春期男子。
きちんと私の位置を先に伝えました。

『今日卒部会で、先輩たちに渡す寄せ書きの色紙がかけてなかったの。
昨日俺は部長会で、その間にみんなで集まってもらって先進めててもらって、
後から合流する事になってたのに行ったら
何もしないでみんな帰ってたんだよ。』

なるほどぉ、先輩に渡す色紙何もしてなくて真っ白で怒られたって話か笑笑

「色紙はいつ渡されたの?」
『3週間前…』

いやもう、だめやん、顧問だいぶ余裕もって渡してくれてるし、言い訳できないじゃん笑

さて、ここは大人として親として人生の先輩として、
きちんと伝えるべきことは伝えようと思いました。

「まず君と顧問と、論点がズレてない?
顧問は、色紙を仕上げるというミッションに対して君が部長として完成させていなかったから怒っていた。
しかし君は、みんなに声かけたけどやらなかったのはみんなだと思っているから、顧問に怒られたことが不満なわけだ。
だけど君一人でも色紙書いてあった?それなら100歩譲ってだけど、みんながやらなかったって言えるよ?」

息子は言いにくそうに
『いや何もしてない。もういいやってなっちゃった』

「3週間あって一文字も書いてなかったらそりゃ怒られるよ。
君と先生は違う軸で話をしていたね。
君は、みんなに声あげたのに協力してくれなかったから俺は悪くないのに。
先生は、色紙を完成していなかったことに対して怒っていた。
ズレてね?」

少しスッキリした顔になった息子。
『あーそうか。たしかに。』

「何事にも期限があるときには、出来の良し悪しも大切だけど期限に間に合わせることが大事だよ。
これは大人になっても同じ。
みんなが協力してくれなかったってエピソードは、色紙を完成させるってミッションとイコールじゃないよね。
期限を守って結果を出せといってる人に対して、過程を話してもできなかった理由として受け止めてくれない。
これはずっと同じ。ずっと同じ。期限を守る、任された仕事はやり切る。」

息子はうなずく。

「ちなみにだけど、なぜ私に相談しなかった?私は君の味方だし、君のことが好きだから協力するよ。時間ない中、寄せ書きを完成させる方法知ってたよ?」

『え、まじか。でももういいやって俺の中でなってたからナツ(わたしのこと)に聞かなかったんだよね。うだうだ言われるの面倒だったし。』

「ばーろー、協力するわ。
いつでも味方だ、覚えとけ。
あと、今回と同じ失敗もうしないこと。
学校は社会に出る準備だから、失敗していい。だけど同じことは2度としない。いいね?」

『うん、わかった』

す、素直じゃん!たまにはしっかり話し合うことも大切ですね。

「じゃーご飯にしよか!」

ご飯食べる息子を見つめてたら、
息子急に上機嫌になって、

『ナツこれ美味しいね!これまた作って!』

スッキリしたんだなぁ息子。

大人はみんな敵だと思ってしまう、俺の気持ちなんてわからないって思ってる思春期。
きっと、安心したんだろうな。

気持ちが通じ合うと、素直になって、肩揉みまでしてくれた笑笑

これからも思春期息子との戦いは続きますが、
今回のことで私自身が息子に対して、

【いつでも君の味方だよ】

と、堂々と言ってあげられることって大切なのかもしれないと思えました。

息子自身これから色々な壁にぶつかります。
まだ14歳。
伸び代しかないお年頃です。

必要なときに寄り添える親でいたいなと思いました。

みなさん最後までありがとうございました。
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