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2歳児はLOVE &DASH!
キスしながら唾を吐いて、じゃないけれど。
最近の息子氏は新たなステージへと進んでいる。
私と距離を置き始めたのだ。
「ぼく、階段ひとりで降りられるから、お母さんはあっち行ってて!ふふん!」
と手を振り払い、母を押しのけ、意気揚々とズンズン階段を降り、落ちかける。
あるいは、「ぼくはこっち行くけど、お母さんは、あっち。ついてきちゃだめだよ!」
という感じで「待て」を命じられたりする。
おうおう、自立心が芽生えてきたんだなぁ。
と、じーんとしながらも、言われた通りに目を離したり、手を離したりする訳にもいかないわけで。
死なない程度の危うさは許容しつつ、息子氏の自立心も満たしつつ、危険な時はいつでも手を伸ばせる、そんな距離を模索中。
自立心が芽生えた一方で、ものすごい甘えん坊な時もある。
特に朝。あるいは、料理中。
私が家事をしていると「抱っこ!」という愛らしい声が後ろから飛んでくる。
ちなみにこの要望は瞬時に対応しないと大炎上する。瞬間湯沸かし器。1秒も待てない。
抱っこ抱っこ抱っこ!うわぁぁぁぁん!
手を拭いている間に泣きに移行していたりするのでなかなか大変だ。
しかし、話始めた幼児の「抱っこちて!」は最高にかわいい。
おうおう、抱っこしちゃうぜ。
たまにイライラしちゃうこともあるけど、ごめんね。
忙しい時に限って「抱っこ!」が飛んでくるので試されている気もするが、なるべく、応えたいと思っている。
思っているが、家事も仕事もあるし、寝るまでのタスクもさくさく進めたいので葛藤することもある。ごめんね。
こう書いていると、抱っこより優先されるものなんてほぼ無いな、と思うのにね。
そんなこんなで、今まさに「安全地帯を確認しながら冒険に出ている」んだなぁと感じる日々。
だるまさんがころんだ、のように今はまだ中心に私がいて、目の届く距離で帰ってくる。
でも少しずつ冒険の距離が広がって、ずっと遠く、姿も見えなくなるところまで行けるようになり、振り返りもせず、私の手もいらなくなるのだろう。
こうやって少しずつ自立していくのだなぁ。
今は、安心して旅立てるよう、愛情たっぷりの基地を作り、どこまでも行けるエンジン搭載のお手伝いをしたいと思う。
※冒頭の「キスしながら唾を吐いて」はMr.Childrenの『掌』からでした。
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