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令和の小学校生活で驚いたこと

子どもが小学生になり、およそ30年振りに小学校に関わるようになって、「私が子どもの頃とは違うなぁ!」と驚くことがたくさんありました。

n=1、かつ都内ということで、公立小学校とはいえ独特なところがあるかもしれませんが、新鮮な衝撃を忘れないうちに書き記します。

1.置き勉可

「教科書を学校に置いてくる」いわゆる「置き勉」が公式に許可どころか指示されていました。

確かに教科書を全て持って行った日は、ランドセルがあまりにも重かった。小1なんて教科書もたいして多くないのに、不憫になるような重量。

こりゃ許可もされるよなと思った次第です。
私が小1の頃はこんなに重いランドセルを背負っていたのでしょうか……全く思い出せません。

2.毎日宿題がでる

私は夏休みくらいしか宿題が出た記憶がなかったので、毎日宿題が出ることに驚きました。

ひらがなプリントや音読などの宿題が毎日出ています。

学校の説明では「学習習慣をつけるため(目安学年×10分)」だそうで、学校がそんなことまで気を遣ってくれるの!?と最初はびっくりしました。

そりゃ先生も忙しいよ……準備にチェックもあるし。
正直そこまでやらなくてもいいのでは? と思っていましたが、確かに「帰宅したらまず宿題を片付ける」習慣はついてきていますし、一緒にやっていると子どもの理解度やクセなんかもよくわかります。

親もチェックしなくてはならないので負担がありますが、そういう点ではいい面もあるかな。
子どもも先生に褒められたり、花丸をもらうと嬉しそうです。かわいいですね。

3.全クラスに電子黒板配備

電子黒板は黎明期(10年以上前)に展示会で見たことがあるくらいで、実は普通の黒板に置き換わるものなのかと思っていました。

我が子の学校では、普通の黒板+電子黒板(ディスプレイ型)スタイルでした。
大型のキャスター付き液晶パネル(タッチ操作可)みたいなものです。

授業参観で初めて電子黒板が使われているのを見たのですが、

・教科書や資料を大きく写す
・指で書き込みできる
・動画も流せる
・外付け機材から絵本を映すことも可

で、板書の手間が省ける、子どもの注意をひきやすい、見やすいなどのメリットを感じました。

プロジェクターを運んできたり、一生懸命でっかい模造紙に印刷したりしなくていいんだなぁと時代の変化を感じます。

こちらの事例をご覧いただくとイメージが湧きやすいかもしれません。

普通の黒板も、板書をしたり、紙を張り出したりと臨機応変に活用されていました。

ちなみに普通教室の大型提示装置(プロジェクタ、デジタルテレビ、電子黒板)整備率は88.6%とのこと。

令和5年時点/文部科学省「令和4年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)」より


学校教材でデジタルコンテンツが求められているという話を聞きますが、むべなるかな、という感じですね。

3.各種連絡はアプリで

欠席連絡はアプリで行います。

紙のプリントも配られますし、連絡帳もあるのですが、主な出欠連絡方法はアプリです。

近所に欠席連絡を頼めるような仲の良いクラスメイトの心当たりがないので助かります……。

おたよりも「紙+アプリ配信」で周知されます。

年度当初はアプリ未導入の方もいるだろうと紙でも配布されましたが、今後はペーパーレス化を進めていくそう。

アプリでの資料配布は、見返したい時に紙の束をひっくり返さなくて良く、スマホさえあればどこでも確認できるので、働いている親として大変助かります。

たまに教育委員会からの連絡なんかも来ます。
自治体の情報周知にも一役買っているかも。

ちなみに入学時には

①学校用
②PTA用
③学童用

の3つのアプリをインストールしました。

もはやスマホ、タブレットを持っているのが前提ですね。

4.学童に通う子が多数派

小学生になったら、「お母さんが働いていない子」にも出会うんだろうなぁ

そうしたら息子はどう感じるのかな……

と怯えていたのですが、蓋を開けてみたら、新一年生の7割が学童に通っていました。

なんと、共働きが7割です。
こちらの方が多数派。

これも結構びっくりしました。

5.土曜授業がある

今の学校、たまに土曜日も授業があるんですね。

学校によって頻度はまちまちですが、我が子の場合は2ヶ月に1回とのこと。

私も小さい頃は毎週土曜日半日授業があって、確か小学生の途中で「土曜も休みの完全週休2日制」になったんです。

それ以降ずっと「土日休み」な学生生活を送ってきたので、土曜も授業があるんだ!?と驚きました。

私が働いてるのと同じ時間息子は学校や学童に行っているので、疲れが溜まらないようにしないと……と思っているところです。

学校の先生も大変ですよね……。

6.PTA役員が立候補で埋まる

共働きが多いとなると、PTA役員決めは揉めるのでは……くじ引きとかするのかな、と想像していたのですが、

・入学時点で一年生のクラス委員以外は立候補で決定済み

・さらに、一年生のクラス委員も立候補で埋まる

という展開で、かなりびっくりしました。

一応、一家庭一回は何かしら担当することになっており、低学年の時にやった方が楽という噂もあるので、さっさとやることにした方が多かったのか、中学受験を見据えて早めに役目を終えたい方が多いのか、詳細はわかりませんが、今年は様子見したかった私としては助かりました。

働いていることと、学校行事への参加意欲が高いことは両立しうるんだなぁ、という発見がありました。

他にも、

・補助の先生のサポートがすごい
・低学年から専科の先生が入る(算数)
・学校指定のものがほぼない
・家庭訪問が(たぶん)ない
・図書室の活用推進が強力

など、この2ヶ月だけでも驚くことが沢山ありました。

耳鼻科検診でひっかかったらちゃんと受診し、医師に「治療済み、水泳参加可」と記入頂いた書類を提出しないとプールの授業に参加できないなど、色んなことがきっちりするようになったな、とも思いました。

仕事と同じように、世の中がより良くなるにつれて求められるレベルが上がってしまい、先生も子どもも親も対応が大変になっているのかも、ともほんのり感じています。

あんまり適当にできないといいますか。そんな感じ。

また、道具や細かい点が変わっても、教員による一斉授業という点では変わりないようにもみえますが(まだ一年生だからというのもあるかも)、今後はタブレットPCを活用した個別最適化した学習も始まるそうなので楽しみです。

いずれキーボードも使うそうなので、どのように活用するのか、また「主体的な学び」はどんな感じなのかも今から楽しみにしています。

それでは。

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