低用量ピルってどんな感じ？　何年も飲んでる感想です

最近「フェムテック」という言葉も出てきたりしてちょっと話題の「低用量ピル」。実はかれこれ5、6年飲んでおります。

あまり体験談を見かけない気がしたので感想をお伝えします。

個人的には、生理にまつわる困りごとから解放され超快適なのでめちゃくちゃおすすめです。

本当に生活が楽になり、これがなければ家事育児仕事の両立なんてできてなかったかもなと思うくらい。最高です。

ただし、病院に行って診察を受けてから処方を受けることを強くおすすめします。
副作用や体に合う・合わないがあるためです。

ピルを飲んだらBefore・After

◾️【Before】ピルを飲む前の私
<痛み>
・生理痛はそこまで酷くない。生理痛のために痛み止めを飲んだことは人生で一度もない
・ただしお腹の張りや不快感はあった

<出血量>
・年々出血量が増えていく。ただしナプキンは通常使用できる程度(頻繁に漏れるとか、記載の時間もたないということはない)
・漏れて服を汚してしまうことは稀ではあったが、徐々に増えている感じがあり
・塊状の出血あり

<PMS>
・年々PMSが強くなり、こちらが一番危機感あり。
生理が来る1週間ほど前からイライラ、眠気が強く、食欲増大、マイナス思考が強くなり情緒不安定。カッカしていて自分が自分じゃないみたい。月の4分の1は野獣モードでした。そしてその次の週は出血＆免疫低下の生理。これが結構疲れます。ちなみにPMSは生理が来るとスッとおさまるのです。あまりの変化に恐怖を感じていました。

◾️【After】ピルを飲んだ後の私
<痛み>
・ない

<出血>
・信じられないほど減少！ 1/5くらい
・夜用ナプキンは不要になり、終盤はおりものシートでも大丈夫なレベル

<PMS>
・なくなった！！！！！

大変快適になりました。最高です。

ピルを飲むようになったきっかけ

きっかけは、28歳の時受けた子宮頸がん検診です。
自治体から2年に一度案内が来るやつですね。

婦人科へ行ったら触診で「デカい子宮筋腫がある」と指摘され、経過観察に。

数ヶ月後の内診で「卵巣が腫れててヤバい。不妊に繋がるかも」と大病院に送られ、色々あって最終的に卵巣嚢腫と多発生子宮筋腫の摘出手術を受けました。

いわゆるチョコレート嚢腫でした。
子宮の内側にあるはずの子宮内膜がなぜか卵巣内に発生し(子宮内膜症)、月経を起こし血液が卵巣内に溜まってしまう病気です。

24歳で子宮頸がん検診に行った時は「豆粒くらいの小さな筋腫が数個あるね」「若干子宮内膜症気味だね」「でも問題ないでしょう」と言われる程度だったのに、4年のうちに手術が必要になってしまうほど悪化していてびっくりしました。

仕事が忙しかったのと、引っ越しして住む自治体が変わったりして、26歳の時検査を受けなかったことを悔やみました。でもまぁしょうがない。

子宮内膜症の治療には低用量ピルが有効です。子宮内膜の増殖を抑え、薄く保ち、出血量を減らす働きがあるためです。
ただし排卵も止まるので、服用中は妊娠できなくなります。

私は手術がちょうど結婚のタイミングと重なったので、手術後、ピルを飲むか、不妊治療に進むか悩んでるうちに妊娠し、出産後、低用量ピルを飲み始めました。

とにかく気になる症状がある人は病院へ！

というわけで私はがん検診→病気発覚→手術→ピル服用という流れでした。

しかし「友達と比べても生理の症状が重くない」(痛み止め飲んだことない)「いわゆる病院へ行く目安を満たしていない」(ナプキンがもたない、日常生活に支障ありというほどではない)自分が、手術が必要な状況になっていたことにかなりびっくりしました。

とはいえPMSには悩んでいたので、全く何もないわけではなかったんですけどね。変だなぁと思いつつも、まだ我慢できるし平気かな、と思っていました。同じような方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか？

というわけで、少しでも気になる症状がある方は婦人科へ行ってみることをおすすめします。

病気が見つかれば対処できますし、つらい症状を緩和する方法もあるかもしれません。

私はピルを飲み始めてからは、出血量が減り、PMSもなくなって大変快適です。
薬一錠でこんなに楽になるのか！と最初はかなり驚きました。現代医療すごい。
いつ出血があるかも確実にわかるので、「うわ急に生理きた」「そろそろかな…ソワソワ」と心を乱されることもなくなりました。だいぶ良いです。

子育てしながら働いて家事もやってと、それなりに大変な日々を過ごしておりますが、なんとか耐えられているのもピルのおかげ。生理に煩わされることがなくなったから、という気がします。

今はネットで買えたりネット診療等もあるようですが、なるべく病院に行って診察を受けて処方される形がいいと思います。

低用量ピルには血栓等の副作用が(確率は低いようですが)ありますし、体に合う合わないもあるからです。身近にも薬が身体に合わなくて、途中で変えてもらった人がいました。そういう時に、ちゃんと駆け込めるかかりつけ医があったほうがいいと思います。

もしかしたら、薬ではどうにかならないレベルの何かが見つかるかもしれないですしね。

ぜひかかりつけの婦人科を作ってみてください。

というわけで、個人的にはピルおすすめだよ！でもちゃんと診察受けてね！というお話でした。

生理、煩わしいですよね。あまりにもしんどい場合は、解決策があるかもしれませんよ。
私はピルにだいぶ救われています。

快適な人生を〜〜〜！！

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