親っぽいね「なんだか様子がへん」がわかるって
昨日の保育園からの帰り、息子の様子がどこかおかしかった。
にこにこ笑顔で保育園を出発。ベビーカーに乗るのは嫌がったので、少し抱っこをして人通りを避け、途中からは手を繋いで歩く。
よく会うガードマンさんが「気をつけて帰ってね」と笑顔をくれたので、息子も真顔でバイバイをして。
ここまではいつもどおり。
寒いし、疲れもあるし、早く帰りたいし、ということで途中からベビーカーに乗ってもらったが、そこから妙におとなしい。
声を出さないし、足をぶらんぶらんさせない。
ここのところ膝にかけたふかふかのブランケットを外すのにハマっていたのに、今日は全くいじりもしない。
さらに、帰宅したら妙に眠そうにしているし、やたらひっついて甘えてくる。
そしてけほけほ咳をしだした。
嫌な予感。
実は昨日から夫がインフルエンザを発症している。
ドキドキしながら熱を計ると、平熱。
疲れてるだけなのかな?今日はもう寝ちゃおうか、と、お腹に乗っかってくる眠そうな息子を撫でて過ごし、数十分後、念のためもう一度熱を計る。
えっ。
体温計が壊れてるのかと思った。
突然、39.9度を記録したのだ。
◇
さっきまで平熱だったのに、と動揺しながらギリギリまだ開いていた病院へ。
あいにく木曜日はかかりつけ医の定休日だ。
サブで通っている内科にかけこむ。
ここは子ども用の薬は院外処方だけれど、実は木曜はまわりの薬局も軒並み休み。
それで以前、やはり木曜に子どもが熱を出して、薬を貰いに夫に数駅先まで自転車で走ってもらったことがある。
もう夜だし、今回はインフルの夫には頼れない。
色々不安はあったけれど、一晩中救急外来に行くか悩むよりはと、とりあえず病院へと向かった。
◇
結果、インフルエンザは陰性だった。
その夜は家に残っていた解熱剤を使い、息子も私も眠りの浅い、しんどい夜を過ごした。
翌朝(今日)、やはり高熱だったので、念のためかかりつけ医へ。
やはりインフルは陰性だった。
意外だったが、どうやらインフルエンザではないらしい。
とはいえ高熱が続いているので、薬を飲んでも熱が下がらなかったらまた明日も来てね、ということになった。
◇
そんなわけで、今日はずっと息子と布団のうえで過ごしている。
私の役割は枕だ。
私のお腹を枕にしたり、腕を枕にしたり、足の間に挟まったり、丸ごと全身乗っかってきたり。
とにかく離れると泣くので、シンクにお皿が溜まる一方だけれど、枕役に徹している。
幸い夫の熱は下がってきたので、息子のお世話に集中できた。
相変わらず高熱が続く。みているこちらもつらい。
けれど、食欲はあって麦茶も飲んでくれて、ちゃんとおしっこも出ているのが救い。
解熱剤が効いてる時は笑顔も見られてほっとした。
昨夜は度々起きては泣き、解熱剤を投与して、背中をさすってと不安な夜を過ごした。
こんな夜は、大げさかもしれないけれど、神さま連れて行かないで、と思ってしまう。
実際はもっと激しくて「こんなかわいい子だからそばに置きたい気持ちはよぉくわかるけれど、絶対に絶対今は連れて行かせねぇ神だろうところす」ぐらいのことは考えている。
気持ちの激しさに反して、優しく撫でる、抱きしめる、お茶を与えるくらいしか出来ないのだけれど。
思えば0歳の頃は、大きな音をさせて頭をぶつけた、少し高いところから落ちた、たんこぶができた、といってはオロオロし、病院に駆け込んでいた。
今思えば心配しすぎな面もあったが、なにぶん初めてのことでわからなかったのだ。
最近は落ち着いてきな、多少、子どものトラブルにも慣れたもんだ。なんて思っていたけれど、昨夜の急な発熱には動揺してしまった。
私も疲れていたのか、今日は息子と寝ているうちに来たネットスーパーの配達に起きられず、夫が対応する、なとどいうことも起こしてしまった。
ありがとう、夫。
そしてごめん配達員さん、移ってないことを祈る。
慣れてきた、と思えばまだまだと気づかされ、一進一退を繰り返す子育ての日々。
そんな中でも今日は、「息子の様子がなんかおかしいって昨日気づけたの、なんだか『親』って感じだよね」と夫が言ってくれたので、なんだか妙に癒された。
これでもそれなりに親やってるんだなぁ。
しばらくは、いつもより一層離れるなセンサーが敏感な息子の枕役を、精一杯勤めようと思う。
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