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時間的光理論でアインシュタインと10年ぶりに和解

最近、アインシュタインの考え方と和解してもいいかなと思える点が主に2点あったので、纏めておきます。

1.相対性理論がローレンツ不変性に拘らなければ

長さはローレンツ収縮してなく、距離に対して光速と時間が共変する結果しかないので、

地球惑星間距離の永年的変化
太陽系天体の精密位置計測からの新たな問題提起

こ れ は実際 に観測 され る レ ーダーの 往復時間 と理 論的 に予 測 され る もの と の 間 に ,時間 に 比 例す る非常 に ゆっ く りと し た差が 存在 して い る こ と を 示 して い る .https://www.jstage.jst.go.jp/article/butsuri/63/7/63_KJ00004980407/_pdf/-char/ja

そのため(式8)と(式12)の違いである光路の光速差(c:w₊)がプライマリードップラー周波数差(⊿f₊)として, 無限遠での速度増分(フライバイアノマリー:⊿v∞)に現れる. ⊿f₊ / f = (f₊ - f ) / f = ⊿v∞ cos θ / w₊.  (14)
後退する宇宙の階層構造における光差重力理論|Hyama Natural Science Research Institute|note

これ以外にも、その他多くの未解決問題ローレンツ不変性に拘るから残ってるので、相対性理論がローレンツ不変性に拘るなら、合意できないのだが、

「物理法則に関してすべての慣性系は対等である。すなわち、あらゆる慣性系において物理法則を記述する運動方程式は、その形式が不変である」 ― これは、運動方程式がガリレイ変換やローレンツ変換、あるいは、何らかの別の座標変換等に関して共変であるべき、との原理である。なお、アインシュタインの最初の論文では単に「相対性原理」と呼ばれていた。のちに一般相対性理論が世に出てから、それと区別するために「特殊相対性原理」と呼ばれるようになった[20]。特殊相対性理論 - Wikipedia

相対性原理だけでは、ローレンツ変換でないといけないと言う制限はなく、

(特殊)相対性原理 + 補助として光速度不変の原理 = ローレンツ変換
※これはこれで非慣性系を扱わないと物理法則が不変な相対性原理を満たせない。

一般相対論においてはもはや「光速度一定」は原理ではないのだった.
光速度の変化 - EMANの相対性理論 (eman-physics.net)

アインシュタインも“物理学を幾何学に還元する”など、それはそれで矛盾していると言っていて、その(特殊)の冠を外して階層性な光速と時間が共変する相対速度変換で良いと言うわけだ。

相対性原理 + 補助として光の運動量の等価原理 = 相対速度変換

2.光量子に質量があるならば

アインシュタインは光量子仮説でノーベル賞を取り、相対性理論でも光に質量があると明言している。

Abraham Pais著「神は老獪にして・・・」の7章より引用 (fnorio.com)

じゃあ、誰が光に質量がないと言い出したかは、

”したがって、光線中で有限の質量と運動量そしてエネルギーをもち光速度で移動する”何か”は、もしそれが静止しているか、もしくは光速度よりもわずかに小さい速度で運動していればエネルギー、運動量あるいは質量をもたないと結論付けた。
後年1926年になって、ルイスは、このアイザック・ニュートン以来の光の粒子説を復帰させるものである光線中を光速度で移動する運動量とエネルギーを運び質量をもつ”何か”を光子(photon)と名付けた[15]。” 
ルイス=トルマンの非ニュートン力学 - Wikipedia

この相対性理論でもない相対論的力学静止質量だけを、1のローレンツ対称性から質量と呼ぼうというのが素粒子論で主流のようだが、アインシュタインは静止質量の概念を導入してない。

(1) 特殊相対性理論において静止質量(rest mass)の概念を導入したのはアインシュタインではないですが、現代では、まるでアインシュタインが導入したかのように語られるのはなにか理由があるのでしょうか? - Quora

また光量子は、離散的な粒子性と連続性の波動性を合わせ持った存在なので、光子だけ静止質量がないというのは、光に質量があるとする光量子仮説や相対性理論とは違う。

光子(photon):静止質量がない ≠ 光量子(light quantum):質量がある

それに量子宇宙では、量子は自然にあるもので、量子化は必要ない。サンプリングにより古典的結果を得るだけだ。

ということで、1と1から来る2はアインシュタインの考え方とは合意できるので、和解ということですね。 めでたしめでたし!

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