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蔵語り~紡ぐ~ IN 田村合名会社

明治30年創業、代々受け継がれてきた和甕(わがめ)による一次仕込みを守り、昔も今も田村の焼酎を100年経過する和甕が厳しく優しく見守ってくれています。
江戸時代に沖縄から山川に持ち込まれたカライモが薩摩芋と名を変え全国に広まり、芋焼酎も鹿児島から全国へと後を追いました。このダレヤメ文化をもっと広く深く知ってもらい、焼酎を楽しんで頂きたいという想いの元この蔵の焼酎は作られています。

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蔵の仕込み風景です、「山川の芋はあっさりとした甘さが特徴」と語る蓮香杜氏。ほくほくした食感と、あっさりした甘さでいくらでも食べられそうな
山川のさつまいも。
このさつまいもを一次仕込みから代々受け継がれる甕壺で仕込んでいます。

田村合名会社の焼酎はこちら↓↓↓↓
http://sotsuya-hashiguchi.com/?mode=grp&gid=1602380


地中から若干、飛び出してる甕壺の謎とは?

この甕壺、よく見たらだいぶ地中から飛び出しているのがわかりますよね?
ここ、山川町は「温泉」が有名な指宿市山川町。
あまり深く掘ると
温泉が湧き出てしまうため、この深さまでしか甕壺を仕込めないそうです。

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田村はすべての焼酎の一次仕込みをすべて「かめ壷」でやっています。 二次仕込みはかめ壷で 行うものとホーローのタンクで行うものに別れます。 その中で田村では一次二次共にかめ壷で行うもの、のみを「かめ壷仕込み」と称します。 他の多くの蔵が一次のみ「かめ壷」でも「かめ壷仕込み」と称するのを考えると田村の姿勢とプライドがうかがえます。

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蒸留仕立ての焼酎は、芋の香りが強く、すこし香ばしい香りがします。
蓮香杜氏に美味しい飲み方をお聞きしたところ
「ロックでも美味しく頂けますが、甘みを強く感じられるのは
お湯が一番わかりやすいと思います」との事です。

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一つ一つ丁寧に包装して、皆様にお届けしております

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薩摩乃薫 純黒かめ仕込み(田村合名会社)

高い評価を受け続けている優良なさつま芋を原料としています。

薩摩乃薫純黒かめ仕込みは地元のさつま芋と国産米を原料に島津藩の頃から続く製法によりかめ壺にて仕込みその後タンクにて貯蔵されます。
麹は鹿児島県在来の河内菌黒麹を使用しています。黒麹独特のふくよかな香りと旨味が感じられ口いっぱいに芳醇な味わいが広がります。


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焼酎好きにはたまらない画像↑↑
こんな沢山の純黒に囲まれて生活出来たら幸せですね(笑)

地元の愛称「からいも」の発祥の地
江戸時代に沖縄から山川に持ち込まれたカライモが薩摩芋と名を変え全国に広まり、芋焼酎も鹿児島から全国へと後を追いました。このダレヤメ文化をもっと広く深く知ってもらい、焼酎を楽しんでいただきたいと思います。

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田村合名会社社長の桑鶴社長はじめ、杜氏の蓮香さん、蔵の皆様、貴重なお時間頂きありがとうございました。
昔ながらの製法を今でも守り作り続けていくのは、とても大変な事だと思います。量産は出来ないけど真心を込めて造りたいという想い
きっと焼酎好きな方なら飲んでわかると思います。

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