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Space and people

人の輪廻が廻り続けているように、地球も同じように周り続けている。
そして宇宙(ソラ)もまた、それらよりも遥かに大きな次元でまわり存在し続けている。

私達が認識している人類の文明は、あと数千年という時を経て滅びてしまうだろう。
その後、数十万年か数百万年、数千万年と経ってから新たな生命が生まれ、新たな文明を築いていくかもしれない。

しかしそれは、宇宙(ソラ)から見れば小さな星が深呼吸をしているだけの事象だろう。

宇宙(ソラ)には、"時間"という概念は存在しない。

ただそこに"在る"だけなのだ。

私達が、地面に転がっている石ころを見向きもしないように。
それ故に、私達が人類としてどう在るべきかは最早どうでもいいのかもしれない。

どうせ滅びる運命であるならば、どう在るべきなどどうでもいい。
これからも人類は、その受け入れ難い事実に反発し、"神"などという偶像を捏造して生き長らえるのだ。

それならいっそ、"神"とやらが存在し、この意味のない輪廻から解き放ってくれまいか。

私達が、鬱陶しい小虫を叩き潰すかのように。


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