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ドーナツの魔力: 心理学が明かす甘い誘惑の秘密

最近金沢に旅行に行って、金沢の人は京都人と同じであまり性格が良くないと思われていることを知ったせーやです。

ちなみに私は京都人です。ナカーマ。

健康オタクも甘いものを食べるんです

私は健康オタクを自称していますので、平均よりはかなり健康に気を遣った食事をしていると思います。

定番の朝ご飯のメニューは雑穀米の元と玄米と白米がミックスされたご飯、具沢山味噌汁、納豆です。

お昼は買って済ませることが多いですが、夜はほぼ自炊でバランスも常に考えています。

ただ、他の人と同じように甘いものも食べます。

※上記画像により食欲を刺激してしまった方、申し訳ございませぬ。

砂糖も小麦粉も油もたっぷり使ったこの物体を身体にはあまり良くないと百も承知であっても食べてしまうのにはふかーい理由があります。

理由その1:ちょっとくらい、いいよね?


私たちの頭の中の思考は自分に都合よく作り替わるようになっています。まさに七変化のごとし。

では身体によろしくないと承知しているドーナツを食べた時にどんなふうに認知が変わるのかといいますと。

思考:ドーナツは身体に良くない
事実:ドーナツを食べてしまった
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New思考:ちょっとくらいドーナツ食べてもなんも変わらん!大丈夫!

つまり現実の自分を正当化するために認知の方が変わってしまうんですね。人間は自分の考えと実際にしている行動に矛盾があると気持ち悪くて仕方がない生き物。

そして、起こってしまった事実は変えることができないので認知の方を変えてしまうんですね。やるぅ!(謎)

なので、ある意味こうした考え方をしやすい人は言行一致の責任感の強い人だとも言えるかもしれないですね。

理由その2:今すぐは、別に大丈夫やん?

理由の二つ目は例え、食べたとしても多くの人はすぐには不健康になったりはしないからです。

人間、というか生き物全ては良いことも、悪いことも行動の直後にそれがあるかによって影響されます。

何かをした後に良いことがあればそれをまたしたくなる。

何かをした後に悪いことがあれば次からはそれをしたくなくなる。

いたってシンプルな話ですね。

ではドーナツを食べた後に直ぐに悪いことが起こるかと言えばNo。

それによって体重が増えたり、健康の悪影響が引き起こされるのはたいていの場合は直後じゃない。そして、時間がたちすぎると、それがドーナツと関連しているのかどうかも分からない。

逆に甘くて香ばしくて、オイリーなドーナツは今すぐその人を幸せにします。目の前の幸せ最高!

※この画像を見て口の中に唾が溢れてきました。重ね重ね食欲を刺激してしまった方、申し訳ございません。

すぐに幸せになって、不幸は後からやってくる。そりゃあ食べるのが生き物として自然だわな。

本来生き物にとってどうなるか分からない明日よりも、今を生きることの方が最重要ですしね。

理由その3:美味しいんだから大丈夫!

この大丈夫な理由を文字通りに本心から信じている人はあまりいないでしょう(多分)

とはいえ人間は必ずしも合理的ではなく、感情的な生き物であるという認識には同意する人も多いのではないでしょうか。

ドーナツを食べるか食べざるか、それ以外の時にも人間は様々な判断をしており、その判断にも感情が影響しています。

そして、人間は「好意的なものに対してリスクを低く見積もる」傾向があります。

つまり、ドーナツを食べることが身体に宜しくないということを理解していたとしても、大好物を前にすると

「最高!こんなに美味しくて素敵なものが危険なはずない!」

となってしまうんですね。(ちょっと言い過ぎ?)

逆に嫌いなものに対してはよりリスクを敏感に感じ取るようになります。野菜なんて、農薬まみれのものを食べるやつに気が知れないぜ!

いったんその人が好きになると、多少の欠点は見えなくなるのもドーナツも同じということですね。

恋人=ドーナツの新しい方程式が今出来上がりました。(イグ)ノーベル賞に推薦をお願いします。

結論:人間はあまり頭がよろしくないと気づくと正しい判断がしやすくなる

これまでドーナツをついつい食べ続けてしまう理由を人間の思考の癖から紹介していきましたが、じゃあどうすればというと一番重要なのは

「人間はそういう風に考えちゃう生き物なんだ。しょうがない。可愛いやつめ」

と気づくこと。

人間の思考の癖は完全にそこから脱却することは難しくても、それに気づくことでその癖に囚われにくくなります。

ついついドーナツを食べたくなったら

「塵も積もれば山となる。ドーナツも積もれば肥満体になる。」

「1年後、10年後、私は笑っていられるか」

「綺麗なバラにはとげがある。美味しいものには毒がある」

と唱えてみてください。無事に宗教法人健康道に入信できます。おめでとうございます。

以上、金沢旅行の帰りにご飯の代わりにドーナツを買って電車の中で食べていたせーやでした。

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まとめ


・身体に良くないと分かっていたとしても甘いドーナツを食べてしまうことがある。
・人間の考えは一見非合理な癖があり、それによって身体によくないと分かっているものも食べてしまいやすくなる。
・その思考の癖に気づくだけでも、その癖の影響を減らして、甘いものを減らすことが期待できる。

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