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「モチベーション」に左右されないためには

僕はどうやら、他の人から見ると「モチベーションの塊」みたいな人らしいです。どんな状況であっても、常にモチベーションが高い状態でキープされているように見えるのだそう。

なので、採用面接や社員との面談時に、
どこからそのモチベーションは湧いてくるんですか?」とか
モチベーションをどうやって維持しているんですか?」と聞かれることが度々あります。

そのときは、
「いやいや、僕だって人間なので、モチベーションが低くなる時もありますよ。たとえば身内に不幸があったり、長年連れ添った人と別れたりしたら、当然落ち込みます。ただ、モチベーションが下がっても絶対に仕事に持ち込まないことにしています。プロなので。」
と回答しています。

つまり、僕が常にモチベーションが高い人に見えるのは、「たとえモチベーションが下がっても仕事のパフォーマンスが落ちない(=モチベーションが下がってることを悟られない)から」なんですね。

そもそも、世間一般的には働く上でモチベーションが高いこと=良いことと言われがちですが、果たしてそうだろうか?と僕は思います。なぜなら、冒頭でも言った通り、人間のモチベーションには波があって当然だからです。

モチベーションが高いと、仕事が捗る。モチベーションが低いと、仕事が手につかない。こういう状態から脱却するためには、とにかくモチベーションを仕事に持ち込まず、どんな状態でも平常運転できるようになることが大事です。

例えば、病院で働く外科医で考えてみましょう。先月はモチベーションが高かったからオペが上手くいった。でも今月はモチベーションが低くてオペが上手くいかなかった。いやいや、そんなのナシでしょ、と思いませんか?僕がもし患者だったら絶対に嫌です(笑)。

サービス利用者の立場で考えてみれば、サービス提供者のモチベーションが高いか低いかなんて、知ったこっちゃありません。つまり、モチベーションの高い・低いに左右されず、常にクオリティが高い仕事ができることが理想ではないか、と思うんです。

では、どうしたらモチベーションに左右されないようになるのか。
それは、危機感を持つことだと思います。

僕は長いことベンチャーで働いているので、仕事がない苦しみを知っています。モチベーションがどうであれ、高いクオリティで仕事をしないとお客さまにサービスを使ってもらえません。そうなると会社は潰れてしまうんです。

モチベーションと仕事を連動させる人は、この危機感が足りないんだと思います。

モチベーションが高かろうと低かろうと、プロである以上お客さまの期待以上の成果を出さなきゃいけない。経営者でない人も、「仕事で成果を出せなければ減給になるかもしれない、最悪クビになるかも」と思えば、モチベーションと仕事を連動させることはなくなると思います。

モチベーションに左右されずに働く。けっして簡単なことではありませんが、ぜひ意識してみてください。

※とはいえ、モチベーションが下がった状態は精神的に辛いので、身近でそういう人を見かけたらフォローしてあげましょう!

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