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会社を作ってよかったこと

2014年5月に会社をつくって、もうすぐ丸6年。今年の5月には7期目を迎えます。

思い返してみれば、

・1〜2年目はとにかく寝ずに仕事
・3〜4年目で別事業に投資
・5〜6年目で収穫

といった感じの6年間でした。

幸運にも、ここまでそれほどお金に困ることもなくぼちぼちやらせてもらっていますが、会社作ってよかったなーっしみじみ感じる事がひとつあって。

それは

本を躊躇なく買えること

です。

サラリーマン時代、奥さんは子が産まれてから今と同じく専業主婦でしたから、シングルインカムな家計はそれほど豊かではありませんでした。僕もお小遣いもらってましたので、自由に使える額は知れてますよね。

だから、必然的に本を買う量がとても少なかったんです。

じゃあもう少しさかのぼって結婚する前はどうだったかっていうと、当時はレコードにめっちゃお金使ってまして、全然、ほんとにお金なくて。本は音楽に関連するもの以外、ほとんど読んでませんした。

でも大人になって仕事に真剣に取り組むようになるとやっぱり効率のよい知識のインストール方法として、そして娯楽としても、読書って重要になってきます。

で、自分の会社を作って初月の会計処理をしてたら「おや、新聞図書費?」と、何か良さげな仕訳項目があることに気がつくんですよね。割と早めに。調べてみると、「仕事に関連する新聞、書籍などが必要経費として認められる」と書いてある。

自分の会社を始めてようやくお小遣い制から脱出し、ある程度自由にお金が使えるようになりました。そしてそこからはもう、気になった本は躊躇なくバンバン買うように。多いときは今でも月に4-5万使うかも知れません。

これが、僕が会社を作って一番良かった、ストレスがなくなった部分かもなーと思っています。

もちろん税務上、仕事に関係してなくてはいけませんからマンガをバンバン買えるわけじゃない(いや買えなくもないと思うけど)けれど、それでもビジネス本ならまずOKだろうということで、時間さえあればホントに沢山本を読めるようになりました。

あと物理的な制約をなくしてくれたKindleの存在も大きい。Kindleの中にある積ん読、いつでも読めますからねー。順に読んでいて、正直紙の本より全然読む。

Kindle本は売れないし、貸せないし、コスパという意味では悪い面もあるんだけど、それ以上にちゃんと読むようになったのでメリットのほうが断然買ってる。

この「売れないしなー」っていうのを気にしなくて良くなったのも、会社の経費で処理できるようになったからで。自分の役員報酬から支払っても結局は同じことなんだけど、ちょっとだけ心理的ハードルが上がって読む量が減ってた気がするんですよね。僕は吉牛で「アタマの大盛り」のコスパについて、いつも迷う人なんですよね。並と100円、大盛と60円の差しかないのに。

そして今年読んだ本で一番よかったのはこれ。古い本だけど。

これはKindleで買って連続で2回読んで、紙でも買いました。それくらいよかった。

で、いま読んでるのは最近の騒動にも関連するこちら。

これほんとに面白いので、みんな読んだほうがいいと思います。いままで読んだ「ビジネス失敗本」とも通ずるところがあって、点と点がコネクテッド。

ていうか読書ってホントあとから結びつく知識が多いから、とにかく続けていくといいことありそうって思います。「アウトプット前提で読め!」みたいなことも言われがちですが、読書そのものを楽しめる人は、漫然と読んでるだけでも別にいいんじゃないでしょうか。僕みたいに勝手に結びつきますしね。

ということで、みんなも会社作って本読みまくるといいんじゃないかなと思います。

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