5/10 ヤマト運輸、利用者に配達順番通知

記事の要約

ヤマト運輸は、利用者に荷物の順番を知らせるサービスを検討中だ。
荷物を配達する際に、受け取り側に配達順番を知らせることにより、顧客利便性を向上させる狙いである。通知は、無料通信アプリLINEを使用する。
前回までは、対面での受け取りか、置き配にするのかまでは指定することができたが、時間帯は4時間おきでしか指定することができなかった。(午後は2時間刻み)しかしこのサービスを取り入れることにより、詳しい時間まで指定することができ、消費者側は荷物を受け取りやすく、宅配者側は効率の良い宅配を行うことが可能になった。
また、昨今はコロナ禍により、宅配便の需要が急上昇した。ヤマトは、令和2年度の宅配取扱個数は約21億個と過去最高を記録。今後の取扱も増えていく見通しだ。


この記事に対しての意見・感想

この取り組みはとても良いものであると考える。
利点を二つあげる。

一つ目の利点は、自分の時間を有意義に使うことができる点だ。
多くの人が、荷物を受け取ることができず不在票がポストに入っていたことを経験したことがあるだろう。また、荷物を指定した4時間または2時間の間は、予定を組むことができず困った経験をしたことがある人は多い。しかし、配達順番通知機能を取り入れることにより、配達前後の予定を組むことができなかったり、ポストの中に不在票が入っていて申し訳なく思うことが減るだろう。
つまり、宅配基準で予定を組むことがなくなり、自分の時間を有意義に使うことができるようになる。

二つ目の利点は、ドライバーへの負担の軽減につながる点だ。
近年、ヤマトに限らず運輸業業界の取扱個数は増加傾向にある。巣篭もり需要の増加が、取扱個数に大きな影響を与えたと言えるだろう。一方、そこで問題視されるのは、ドライバーへの負担だろう。ただでさえ、力仕事で大変な職であるのに荷物の取り扱いが増えてしまうと、より体力的にも精神的にも負担がかかる。
少し前のニュースで「置き配の際のトラブル」について書かれた記事があった。このように、新しいことにすぐに対応していかなければならない配達員の負担は大きい。また不在の際の置き配で、配達員が荷物を投げた問題もある。荷物を届けた際の不在は、配達員からするととてもストレスなのだろう。
このようなトラブルや配達員への負担も軽減することができるだろう。


最後に運輸業について

この記事を踏まえて、運輸業業界は年々著しい変化をしていると言えるだろう。例えば、効率の良い宅配を実現するためにドローンを使用しての配達「ドローン実証実験成功」や、環境問題解決のためエンジン車からEV車への移行を本格的に考えていくなどの処置がとられている。「物流業界、エンジン車からEVへ移行本格化」これらのように、その時々に合わせた問題に応じた対応をしていかなければならない業界だと言える。


人の生きるために必要なものは、衣、食、住、交だと言われる。これほど物流(交通)は大切なものだ。つまり、物流(交通)の発展が、私たちの住み心地のよい生活に深く関わっていると言えるだろう。
今後も運輸業業界の発展からは目が離せない。

また、ぜひ配達員と対面で荷物を受け取る機会があれば、「ご苦労様です」や「ありがとうございます」の一言をかけていただきたいと思う。


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この記事の出典もと

https://www.sankei.com/smp/economy/news/210509/ecn2105090003-s1.html

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