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低体重と認知の歪みの関係


こんにちは、メンタルコーチのSakiです。
今回は、私も経験した、低体重がどのように認知の歪み(例えば、自分は太っているという誤った認識)に繋がるのかを解説したいと思います。

認知の歪みとは?

認知の歪みとは、現実を正確に認識することができず、過度にネガティブな思考や誤った信念を持ってしまう状態を指します。特に体重や体型に関して、自分が太っていると感じることがその一例です。

低体重が引き起こす認知の歪み

低体重になると、身体的な変化だけでなく心理的な影響も現れます。以下にそのメカニズムを説明します。

1. 自己評価の低下

低体重になることで、エネルギー不足や栄養不良が引き起こされ、心身の健康が損なわれます。これにより、自己評価が低下し、自分の価値を否定的に捉えるようになります。結果として、自分の体型に対する不満が増し、自分の価値を見出すため「もっと痩せなければ」と感じるようになるのです。

2. 完璧主義のワナ

多くの若い女性は、社会的なプレッシャーやメディアの影響で完璧な体型を追求します。この完璧主義の罠に陥ると、たとえ既に低体重であっても「まだ太っている」と感じることがあります。これは、過度な期待や理想(未来)が現実(今)と乖離しているために生じる認知の歪みです。

3. ボディイメージの歪み

低体重の状態が続くと、ボディイメージが歪んでしまうことがあります。鏡に映る自分の姿が実際とは異なって見え、客観的な判断ができなくなります。このボディイメージの歪みは、摂食障害の主な特徴の一つです。

ダイエットと認知の歪みのリスク

健康的なダイエットとは

ダイエットを考える際には、健康的でバランスの取れた方法を選ぶことが重要です。無理な食事制限や極端な運動は、身体だけでなく精神的にも大きな負担となり、認知の歪みを引き起こすリスクを高めます。

バランスの取れた食事と適度な運動

健康的なダイエットのためには、バランスの取れた食事と適度な運動が欠かせません。栄養素をバランスよく摂取し、エネルギー不足に陥らないようにすることが大切です。また、過度な運動は避け、楽しみながら続けられる運動を選びましょう。

サポートを求める

ダイエットをする際には、一人で悩まずに専門家のサポートを求めることも重要です。栄養士やカウンセラー、心療内科医などの専門家に相談し、健康的な目標設定や計画を立てることが大切です。

低体重と認知の歪みの改善方法

認知行動療法(CBT)

認知行動療法(CBT)は、認知の歪みを修正し、健康的な思考パターンを育てるための効果的な方法です。具体的には、ネガティブな思考を特定し、それに対抗するポジティブな思考を育てる訓練を行います。

マインドフルネス

マインドフルネスは、現在の瞬間に集中し、自分の感情や思考を客観的に観察する方法です。これにより、未来に対する不安や認知の歪みを認識し、それを修正する力を養うことができます。

栄養カウンセリング

栄養カウンセリングを受けることで、健康的な食生活を維持しながら体重管理を行うことができます。専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った食事プランを立てることが重要です。

結論

低体重と認知の歪みは、密接に関連しており、特にダイエットに関心のある20代女性にとって重要な問題です。健康的なダイエット方法を選び、専門家のサポートを受けながら、自分自身の健康と幸せを最優先に考えましょう。認知の歪みを改善することで、より健全な自己イメージを持ち、充実した生活を送ることができるでしょう。

あなたの健康と幸せを心から願っています。摂食障害はうつ病や不安障害、強迫性障害など二次障害を引き起こすリスクもあります。何か心配なことがあれば、一人で抱え込まず、ぜひ専門家に相談して下さいね。

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 私は人間関係のストレスで14歳の時に拒食症と診断され、今もメンテナンスで通院しています。拒食症をはじめとする摂食障害は、本記事のように、ひとりで治すことは難しいかなと思います。また精神保健福祉士の資格を持ち、精神障害者の生活支援及び就労支援を約5年半行ってきました。当事者として、共感をもって私のできることをサポートさせて頂きます。

現在は、日本メンタルコーチ協会 認定コーチとして
ノア君と一緒♡マインドフルネス自慈心カード」を使って
オンラインでカードセッションを行っています。
このカードは、うつ病や適応障害、発達障害の治療補助ツールとしても用いられています。

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