七夕前日の雨はポジティブな雨
昨日は七夕だった。
幼い頃から七夕の日が近づくと、「今年は織姫と彦星は会えるかな?」と勝手に心配していた。
7月6日に雨が降ろうものなら、「天気悪いじゃん!明日、2人会えないんじゃない!?大丈夫かな…?」とこれまた勝手に騒いでいたのである。
大人になって、あまり騒がなくなったものの、やはり7月6日に雨が降れば、明日も雨か…、と少しだけ残念な気持ちになっていた。
今年の7月6日。
ザ・ゲリラ豪雨!というような、典型的な土砂降り。
長くは続かず、いっときの雨ではあったものの、次の日の織姫と彦星は無事に会えるのか、やっぱり少し心配で。
そんな中迎えた七夕当日。
20何年と生きてきた私が、生まれてはじめて知ったことがある。
7月6日に降る雨は、「洗車雨」と言って、彦星が明日のデートに備えて牛車を洗う水らしい。
なんと素敵な言葉と意味だろうか。
七夕前日の雨は、私にとって非常にネガティブなものであった。
それなのに、彦星がデートに備えていただなんて。
この意味を知った途端、私の中で7月6日に降る雨はポジティブな雨に変わったのである。
来年から雨が降っても、心配する必要はない。
そもそも織姫と彦星は私のことなんて知らないから、勝手に心配されても困るかもしれないけれど。笑
今度から7月6日に雨が降っても、「ほう、彦星が牛車を洗っているな。明日は牛車に乗って遠出するのかな。」と考えることにしよう。
七夕前日の雨はポジティブな雨なのである。
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