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2023 J2 第25節 栃木SC vs ベガルタ仙台

2連敗の仙台が、過去対戦全勝の栃木のホーム、カンセキスタジアムに乗り込む。下位相手に勝ち以外は許されない一戦のスタメンはこちら。

栃木はほぼ予想通り。
仙台は、山田の1トップで郷家がセカンドトップ的な位置どりで、フォギーニョがサイドとなった。

現地参戦試合。

スタジアム感があって非常に良い。
中は長崎っぽい。

試合は序盤から栃木ペース。根本が収めてサイドという構図はかなり洗練されているのに加え、球際のバトルで1歩も引かなかった。
仙台は10分以降、主に左サイドで氣田が仕掛けて栃木陣地に侵入し、クロスやセットプレーでチャンスを得るも、決定機までは作れない。すると、流れは次第に栃木に傾き、31分にコーナーキックから失点し1点ビハインドで後半へ。

後半は、58分にフォギーニョのゴールで追いつくも、直後に逆転を許し、74分にコーナーキックから菅田が叩き込んで追いつく白熱の展開。栃木の強度が落ち、スペースが生まれた終盤は勝ち越しのチャンスもあったが、決めきれずにドロー決着となった。

やることが整理されていた栃木に対し、中3日でよくここまで立て直したなという印象と同時に、目指すべきところに対してのこれまでの準備が非常に低レベルだった感は拭えない。
また、前半かなり球際で負けていた状況を見ると、このリーグを戦う上での土壌があったのか、という点にも疑問符がつく。
しかし、途中から入ってきた中山、秋山は栃木に臆することなく戦ってくれてたわけで、その辺りはチームとして、というよりは個人の問題なのかも知れないが、チームスポーツである以上個人の問題では片付けられない。

今の仙台に必要なのは、ここで「這い上がりたい」、「何かを成し遂げたい」、「勝ちたい」等々強い気持ちを持った11人。
この期に及んで精神論かよと思ってしまうが、それぐらい今の仙台は追い込まれてます。

今年の昇格はもうないと思うので、残りのシーズンで、なにをどのように誰と積み上げていくのか。今、本当に何かが積み上がっているのかを、現場と経営で擦り合わせていることを願うばかり。

また、自分勝手な論理を押し付けて、周りに迷惑しかかけない連中はいなくていいと思います。

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