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2023 J2 第37節 ベガルタ仙台 vs ロアッソ熊本

どんな手を使ってでも負けてはいけない。それ以外にコメントのしようがないホームでの一戦のスタメンはこちら。

【仙台】46分山田→許、67分松崎→オナイウ、氣田→齋藤、74分長澤→エヴェルトン、88分中島→郷家
【熊本】46分東山→伊藤、70分、松丘→大崎、77分豊田→田辺

また、スタメンを入れ替えてきた仙台は、蜂須賀、長澤、松崎がスタメンに復帰。また、山田は久しぶりのスタメンとなった。菅田が出場停止のため、小出がCBに回る。
熊本は天皇杯の関係で水曜日に前倒しで38節を開催。ほぼターンオーバーはないが、3連勝中。さらに、平川がスタメンに復帰した。

序盤から熊本陣内に押し込み、ハイプレスでボールを奪う仙台。前節頑なにGKから始めたビルドアップも今日は封印し、ロングフィードで押し込む。開始15分で山田や氣田が得点のチャンスを掴むも、ゴールを割るには至らない。時間が経つにつれ、熊本が慣れてきて一時保持される時間もあったが、高い強度でボールを奪い返し、再び仙台ペースへ。34分に、熊本の不用意なファールで得たPKを氣田がしっかり決めて前半をリードで折り返す。

後半も前半同様の試合展開が続くが、仙台の運動量が落ちたこともあり、熊本がボールを持つ展開が増えていく。終盤に粟飯原、平川に決定機が訪れるも、ここは林がセーブし、4試合ぶりの白星。順位が近しいチーム4連戦の1発目を勝利で飾ることに成功した。

スコア以上に圧倒したといって良い出来で、なぜ毎試合これができないのだろうというのが正直な感想。相手どうこうではなく、勇気を持って全員で前から行き、2点、3点と先手を取っていくべきだと改めて痛感したのだが、この戦い方は選手ミーティングによって決定された模様。

今週、選手ミーティングを開いた。「ボールをつなごうとしても前に行けない。前線に見せ場がない」(気田)。シンプルなプレーを主体にしようと、全員で意思統一していた。
気田は「きれいなサッカーができれば理想だが、今はそうは言っていられない」。(河北新報)

こうなると、監督とは?という話になってくるわけだが、その辺りは大丈夫なのだろうか。
千葉戦や水戸戦とはあまりにも別チームすぎて、どれが本当の姿なのかわからないが、シンプルに整理すれば、「この試合を本来あるべき姿」とするしかないという結論に辿り着くので、いわき、秋田、山口の3試合はこの試合以上のものを見せ、しっかり取ってほしいところ。

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