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2023 J2 第41節 Vファーレン長崎 vs ベガルタ仙台

前節他力で残留が決まった仙台に対し、自力でのプレーオフ進出に向けて勝ち点3以外はいらない長崎。置かれた環境が異なる両チームの対戦となる一戦のスタメンはこちら。

【長崎】71分松澤→岡野、澤田→高橋、75分カイオ→名倉、86分鍬先→エジカル、増山→加藤
【仙台】60分鎌田→加藤、山田→菅原、75分秋山→金、長澤→エヴェルトン、81分氣田→相良

序盤の混沌とした時間を終えると、長澤を軸にボールを握り始めた仙台だったが、そんな矢先に前からの守備をうまく沈められずに失点。郷家が米田を蓋をできずに前進を許すと、そこから松澤に一気に持ち込まれ、福森と秋山のクリアミスを誘発し、最後はファンマが仕留める形となった。さすがにミスが2個、3個と連続すると、上位に食らいつくチームは見逃してはくれないし、最後の福森と秋山のところはなんでもないシーンだったので、勿体無い失点だった。
その後は引く長崎に対して仙台がボール保持する形となる。中央まで侵入し、決定機も数回作ったがゴールは割れずに1点ビハインドで前半を終える。

後半も同様の展開が続くが、60分の交代直後に加藤のミドルシュートが決まり同点。スローインからプレーが再開され、中島が加藤にボールをつけたのだが、この時点で加藤はフリーだったため勝負あり。交代直後のフワフワした時間で長崎が後手を踏んだのを見逃さなかった。

1-1のまま終盤を迎えると、勝たないとプレーオフ進出がなくなる長崎のパワーが増してくる。なんとか耐えていたものの、アディショナルタイムにファンマにこの日2ゴール目を許し万事休す。本当にライン割っていたかは誰もわからないが、ゴールとされてしまった以上は何も言えない。結果、5試合ぶりの黒星を喫する形となった。

最後の判定もそうだが、前半PKでもおかしくないようなシーンがあり、少し恨み節のような側面もあるが、負けは負け。2点目が取れない、ファイナルサードでの崩しがイマイチ、というのは4月〜5月の伊藤体制と通ずるものがあるが、よくそこまで戻ってきたなという印象。

最後は王者を迎えてのホーム最終戦となる。
来季に関するリリースが全くない中で、なにを見て良いのかわからないが、今いるメンバーで戦う最後の1試合であることは間違いないので、それぞれのベストが見れればと思う。

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