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大学生のエジプト旅行記③

古代の巨人、ぽっちゃりなベリーダンサーとベタベタな私。


ぜひ➀ ➁も合わせてお読みくださいね。


さて!!!

今回はエジプト旅行3日目のお話です。

今回巡るのは「カルナック神殿」「ルクソール神殿」の二つ。


早朝、一行はホテルを出発し、カイロ空港へ。

国内線を使ってルクソールへ飛びます。

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ルクソール

そこは古代、エジプトの都テーベがあった場所です。

私がエジプトへ行くきっかけになった漫画『王家の紋章』でもテーベを舞台に

物語が繰り広げられていたので漫画の聖地って感じでワクワクでした。


古代からエジプトでは太陽が昇る方向、つまり東は「生」の象徴であり、逆に太陽が沈む方向西は「死」の象徴とされていました。

そのため、今でもルクソールには多くの神殿が残されていますがその全てがナイル川を挟んだ東海岸にあります。

次の記事で紹介することになる西海岸には、神殿ではなく、王家の谷や墓地、葬祭殿など「死」に関する建物が残されています。

この両岸を合わせて「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産に登録されています。

今回お話しするのは東海岸。

まずは、飛行機を降りて今日から始まるナイル川クルーズのため先に船に向かってチェックインを済ませます。船内での食事は全てバイキング形式でした。ちなみに一番美味しかったのはバナナです。(は?)

ランチを済ませて「カルナック神殿」へ向かいます。

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とにかく広い!!

エジプトへ来て初めての神殿なのでもう言葉にできないくらい興奮しましたね。なんじゃこりゃーーーーーって感じです。

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カルナック神殿は、守護神アメンと太陽神ラーが結合したアメン・ラー神を祭っており、その規模はエジプト最大級とされています。

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こちらはラムセス2世の彫像。

この人やばいんすよ。

ラムセス2世は、60年間に渡ってエジプトを統治し、その間なんと子供は180人90歳前後まで生きたと言われています。驚きを隠せませんねw

当時のエジプト人の寿命は平民が20〜25歳。王族でも30〜35歳でした。

ラムセス2世は当時では非常に長生きをした人物だったんですね。

さらに、ミイラから推測されたラムセス2世の身長は183cm

当時の王族男性の平均身長は165cm。

くそ長生きする巨人やんけ。

一般人からすればそんなファラオ(王様)は超人を超えた神的存在だったかもしれません。

自身でもそれを自負しており、神の一員になろうとして作ったのが有名なアブシンベル神殿ですね。(それについてはまた後日。)

60年間統治していたとなるとそれだけ市民からも慕われていたことが想像できましすし、数々の戦争や反乱を乗り越えてきた聡明で強靭な戦士だったようです。

てか、そんなデカいやつみたら敵陣はひれ伏してしまいそう…。

あちこちにラムセス2世の彫像が残されていますが、もう許せちゃいますねw


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さて、続きましてルクソール神殿へやってきました。

私がアブシンベル神殿の次に好きな神殿です。建てたのはアメンホテプ3世。

カルナック神殿の付属神殿として建てられたようですが、おまけと言ってはいけないだろうとヒシヒシと感じましたね。

なんといってもこの入り口にそびえ立つオベリスク

カルナック神殿にもオベリスクは数本ありましたが、迫力が違いました。

高さは25メートル。これ、一つの石なんですよ。ピラミッドのように数々の石を積み上げているわけではなく、石切場で25メートルを一気に切ってしまうみたいです。どんな技術やねん!(石切場はまた後日お見せします。)

右側にあったオベリスクは今パリにあるようですね。



「カルナック神殿」と「ルクソール神殿」この二つは約3km離れていますが、スフィンクス参道で繋がっていたみたいです。これらの神殿を中心にさぞテーベが栄えていたであろうこと、それぞれの時代を統治していたファラオの権力の大きさが伺えました。そしてやはり何と言っても今、3000年の時を越えてもそのままの形で残っている部分があるということ、古代エジプト文明を肌で実感できるということ、それが素晴らしいですよね。興奮と感動が止まりません。



さて、その晩からナイル川クルーズが始まります!船に泊まるなんてワクワク!!

船内ではベリーダンスショーが行われました。

初めてのベリーダンス鑑賞!ワクワク。

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「ん?んー…うん。」

ちょっと想像と違ったけどそれはそれで旅の思い出(?)

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お!?こりゃすげー人来た!

このダンスは、スーフィーダンスと言ってベリーダンスとともにエジプトの伝統的なエンターテイメントみたいです。

ひらひらと広がるカラフルなスカートを何枚も履いていてターンしながらそのスカートを持ち上げたり腕で回したりと相当体力的にもしんどそうなパフォーマンスでしたがこの見事でしたね〜!これはちょっと興奮しました!

ちなみにこのダンサーさんは約10分、回り続けてました。ゼルダの伝説風のタクトでのワープシーンを思い出しましたね。(わかる人にしかわからない)

あーもっとわかりやすく言うなら人間万華鏡!!って感じです。(最初からこれでよかった。)

エジプトのツアーに参加すると大体はこの二つは見られるみたいなので、皆さんもぜひぜひ。


あ、そうだ。船のお風呂の話、していいですか?w

シャワー浴びたら

髪の毛がベタベタになりました。


は??おい……ナイルよ……世界一長いからって許さねえぞ…。

例えるとするなら…「あれ…お風呂入られました?」って言われそうなベタつき感。

一番嫌なやつやん。


シャワーでお湯が出ないなんてことは海外のホテルではざらにありますが、冷水より嫌なパターン。

おかげさまでクルーズ中は随分しっとりと過ごさせて頂きましたとさ。

めでたくないめでたくない。


ではでは、今回はこの辺で。

面白いなと思ってくださった方はぜひ、スキとフォローよろしくお願いします。

次回は、ルクソール西海岸のお話です。

ではまた。

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