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カタオモイ


先輩が隠れて泣いてるのに気づいてしまった。早く新人の名札を剥がして頼ってもらえるようになりたい。

でも自分にはまだ何も出来なくて、仕事を分担しようにも自分に分けられるような仕事はない。

そうして自分の無力さにイラつきながら、でもだからといって先輩1人が背負うのは違うだろ、とモヤモヤしたので、



そんな時はカラオケに行くと私の中では決まっている。

家の最寄りにカラオケがあって本当に救われている。

絶対に今日は歌いまくってやる!と意気込み、3時間。フロントのお兄ちゃんが優しくてクーポンどれが1番お得か教えてくれておばさん惚れてまうやろ。

部屋に入って秒でフードを注文して、その後はエンドレス熱唱。

声に調子が出てきたらちょっとしんどい曲を入れて本日のウデマエ確認。

絶好調な気がした。

レパートリーが薄くなってきたので中高生時代に好きだった黄金ボカロメドレースタート。

久しぶりに歌ったナユタン星人さまの「ロケットサイダー」で涙腺が緩む。

「アカイト」はボカロの中でも私にとって特別。

高校生の時の片思いしてた男の子が好きだった曲。

ボカロはもともと好きだったが、アカイトは知らなくて、その子にLINEで教えてもらった曲。

同じものを好きになりたくて、当時はつい知ってる!私も好き!と嘘ついてしまったのが甘酸っぱい思い出。そこから死ぬほど聞き倒してこの曲が大好きになった。

あと、その子のLINEのホーム画がどこかで見たことあるボカロのMVのサムネで、寝る間を惜しんで探しまくったのも良い思い出。ちなみに「ハイトアンドシーク」だった。

歌い手のSouくんを教えてくれたのもその子だった。

男子でSouくん好きって今なら絶対珍しいなって思うけど、当時は盲目すぎて、彼の好きを真似したくて仕方なかった。

話脱線しすぎたけど、そういう思い出がフラッシュバックして久しぶりでも歌詞なんて見ずに歌えるほど好きだったボカロを歌いながら、ただ目を瞑って思い出に思う存分浸った。


今ではもう生きてるかすら確認する術はないのだけど、元気ならいいな。


色んな曲を教えてくれて、素敵な思い出をくれてありがとう。


あーなんの話だったかな。
この文章を書きながらまた思い出してしまった。

一生忘れることはない。美しい思い出のお話。

今日もおやすみ。

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