見出し画像

コピーライティングをしながらデザインする

デザイナーにとって、コピーライティングは必須スキルではないものの、いざという時に文章を書けることはアドバンテージになります。

株式会社Mobility Technologiesが運営するタクシーデリバリーアプリ「GO Dine」では、お料理お届けの際のトラブルを防ぐために、マニュアルが記載されたカードを活用しています。お料理を提供する店舗様が、お料理を運ぶタクシー乗務員が、迷うことなくスムーズに連携できることを目指しています。

今回はこのマニュアルカードを例に、コピーライティングを併用したデザインプロセスを紹介してみます。

文章の型を揃える

素案の表面 : 店舗様向け
素案の裏面 : タクシー乗務員向け

GO Dineチームから渡された素案をもとにデザインしていきます。が、本件のように、造形で解決できることよりもコピーライティングで解決できることの方が多いケースでは、文章から手を入れちゃいます。

特に裏面、タクシー乗務員向けのメッセージは6項目ありますから、スッと頭に入る内容にしたいものです。

そこで、

こういう時は + こうする + (補足)
という型に揃えてみます。

からの、

箇条書きの場合、各項目の構造を揃えることで目を通しやすくなります。商品お渡しの一言だけ扱いを変え、造形を施しました。

表面の店舗様向けメッセージも含め、全体的にリライトし、デザインを整えます。

表面 : 店舗様向け
裏面 : タクシー乗務員向け

いかがでしたでしょうか。コピーライティングによってデザイン提案の幅が広がりますし、自分でパパッと文字数コントロールをすることでスピードアップにも繋がります。和文ラギッド組のような難しい組版も扱いやすくなる。

デザインをするとき、ぜひコピーライティングにもチャレンジしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?